子育てが始まってから早7年が経ちました。毎年1月になると、娘ちゃんがお腹にいた頃のエコー写真から最近撮った写真までを見ながら、娘ちゃんが成長している嬉しさを噛み締めています! シングルマザー女子大生・上原由佳子です。
今現在(1月27日)、上原は家のコタツでぬくぬくしながらこの原稿を書いています。7年前の今頃、産婦人科の分娩台の上で叫び続け、陣痛に耐えられず、意識が朦朧とする中で嘔吐していました(笑)。今日は、娘ちゃん7歳の誕生日です♡
上原は極度の子ども嫌いだったので、自分の子どもを愛せるか不安でした。だけど、お腹の中で成長していく娘ちゃんも、どんどん小生意気になっていく娘ちゃんも、どれもこれも可愛いんです。親バカかもしれませんが、何をしていても愛おしいんですよ。1日1回は、娘ちゃんに「可愛いなあ〜、生まれてきてくれてありがと♡」と、言っている気がします。そりゃあもちろん、娘ちゃんと喧嘩になる日があれば、娘ちゃんが捻くれる日もあるし、上原が疲れて構えない日もあります。強く叱ってしまうことだってある。でも、かけがえのない存在であることは確かです。
私は母親失格なんだろうか
前回の原稿に書いたとおり、元夫が学校に怒鳴り込みに来たり、家の前で怒鳴り散らし警察沙汰になったことがありました。ちょうど、そういうことが立て続けにあった時期だったと思います。普段は愛おしいはずの娘ちゃんの存在を、受け入れるのが難しくなっていました。例えば、娘ちゃんが笑った瞬間。元夫の顔が頭の中に出て来て「また、警察沙汰になるんじゃないか」と、不安になります。元夫と似た表情をする娘ちゃんに拒否反応を起こしてしまうんです。「別の人間だ」と理解していても感情が追いつかない。抱っこすると元夫を抱いているような気がする。娘ちゃんが元夫に見える。娘ちゃんも上原に「殺す!!」とわめき散らすかもしれない。気持ち悪い。当時は、そんなふうに思っていました。
こんな簡単に、我が子への愛情が揺らいでしまうなんて、母親失格なんじゃないかと不安になります。「こんな女が子育てしているって気持ち悪い」と、嫌悪感を抱く方もいるかもしれません。
たまに、よく衝突する夫婦や夫/妻に強い不信感や嫌悪感を持っている人が、子どもがパートナーと似ている表情・行動をしたとき、ちょっとイヤな気分になるという話を耳にします。そういった感情がエスカレートすると愛情と憎しみが逆転してしまい、虐待に繋がったり、上原のように自分の子どもに拒否反応を起こしたりするのかもしれません。
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