「不倫・略奪」を経て再婚し、長く家庭生活を送る夫婦も大勢いる。芸能界を見渡しても、たとえば「糟糠の妻を捨てた!」と非難されるミスターチルドレン桜井和寿は、97年に不倫が発覚した元ギリギリガールズの吉野美佳と00年に再婚、現在まで約15年の夫婦生活を継続中だ。GLAYのTERUは、初婚の女性と二児をもうけたが離婚、02年4月に再婚したPUFFY大貫亜美との間にも一女を授かり、結婚14年め。93年、不倫関係だった女優の樋口可南子と再婚した糸井重里も、87年に前妻へ慰謝料・財産分与で18億円を支払いし、不倫相手だった田中裕子と89年に再婚した沢田研二もいる。ベッキーとは番組共演が多く親交のあったウッチャンナンチャン内村光良は、元テレビ朝日アナウンサーの徳永有美を略奪。家庭の円満ぶりをさまぁ~ずとのトークで明かすこともある。だが、これらは「だからベッキーも大丈夫」という事例にはならない。
何より、川谷は妻と入籍してわずか数カ月でベッキーに心変わりしてしまったという実績がある。妻の証言では、プロポーズ後に「元カノから『ずっと好きだった』と告白された。どうしていいかわからない」と泣きながら妻へ電話をかけてきたとも。少なくとも一途な性質ではない。ベッキーの選択は非常にリスキーだと言えるだろう。これで川谷が妻と離婚しない、あるいは離婚が成立したとしてもベッキーとの関係を継続しないとなったら、彼女はどうするつもりなのか。これはベッキーだけに限った話ではなく、「結婚」のみを希望に、それ以外の道を閉ざしてしまうのは危険な賭けでしかない。
もちろん、ここまで公になってしまった以上、川谷としても「何としてでも離婚して、ベッキーと再婚しなければ」と責任を感じているかもしれない。だがそうやって結婚したところで……。すでに何度も報じられていることであるが、“当たりすぎて怖い”でお馴染み・栗原類の占いでベッキーは「2016年に結婚、2017年に離婚」と予言されている。とにもかくにも、強引に押しきって結婚さえ出来れば良いのかもしれないが……結婚はあくまでも夫婦生活のスタート地点であることだけは、忘れずにいてもらいたい。
(清水美早紀)