連載

無職アラサー男性の就職活動 この連載がぼくの履歴書

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1月もあっという間に終わり、2月になりました。寒い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 僕はすっかり風邪を引いて熱を出して、寝込んでいました。それでも震えながらバイトに通ったし、原稿もなんとかなりました。なんだかんだで、今まで一度も落としてないの、我ながらちょっとした奇跡ですね。別に威張るようなことではないのですが。

そんなわけで……しばらく報告していませんでしたが、ついに目標としていた就職活動のための貯金、30万を達成しました。これで一旦、平日フルタイムのバイトは辞めて、土日のみのバイトなどを探すつもりです。親からの借金がデカかったとはいえ、休みなくバイトし続けたわりに、思ったより時間がかかってしまいました。

ここからは、駆け足で就職活動を進めなければなりません。というのは、この連載、元々一年という約束でスタートしたものなので、そろそろ終了のときが近づいてきているのですね。思えば長いような短いようなあっという間の出来事でありました。皆さんにも長々とお付き合い頂いて……とか言ってる場合じゃないんですよ!

そう、残り三カ月。意外と時間が、ない!

最悪の場合「就活してるんだけど就職はまだ決まっていません。僕、どうなるんでしょうかねぇ? ……おわり」という、もやもやっとした半端なエンディングになってしまう可能性があるわけです。いや、漫然と日々を過ごしていては、そうなる可能性は非常に高いといえるでしょう。

それはなんか……嫌だ、凄く嫌だ、カッコ悪すぎる。カッコ悪いし、笑えない。なんか本当にダメだ。せっかく1年も連載を続けきたんだから、これまで以上にはっきりとわかりやすく何か変えたところをみせたいんです。そうじゃなきゃ、これまでアドバイスをしてきて下さった皆さんも……なんだよ、って感じじゃないですか。

元々、「働かなくても明るい未来はありますか?」という相談からスタートした本連載、今では働くことにすっかり躍起になっていて、それってどうなんだ? と思わなくもないのですが……。というか、まさかこんな展開になるとは自分自身思ってもいませんでした。人生って、不思議です。

ともかくここまで来たら、せめて連載終了までに内定は取りたい。美しい終わりを迎えたい。そう思うわけです。

就職活動の方向性について

気分を変えるために美容室を予約しました。会社を辞めてからお金が無くてずっとセルフカットだったので、3年ぶりくらいに美容室に行きました。カットで3千円、それから鎌倉シャツで5千円のシャツとユニクロで2千円のベルトを買って、あっという間に1万円がフトコロから消えていきました。……お金って、稼ぐのは大変なのに、使うのはあっという間です。

さて、就職活動というのはまず何から始まるのでしょうか? 履歴書を書くところからでしょうか? マニュアル本の読書でしょうか? 色んな考え方があるかと思いますが、僕は、受ける会社を決めるところから始まるのだと思います。何を当たり前のことを言ってるんだ、とか、仕事を選んでいられる身分じゃないだろ、とか言われてしまいそうですが。

さて、大ざっぱに分けると2つの方向性が浮かびました。

・プランA(安定)
出来る限り待遇の良さそうな会社を受ける。無期雇用の正社員。業種・職種にはこだわらない。

・プランB(バカになる)
自分の興味関心のある分野に近い業種・職種を受ける。具体的には、書くことに近い分野。

中々、迷うところではあります。これまで何度も「ビッグになるんだ!」「小説家としてデビューするんだ!」と世迷い言をのたまってきた僕ではありますが、お金だって欲しいし安定した雇用だって欲しい……興味がないといえば嘘になります。とはいえ、プランAを選ぶのはなんだか……元の木阿弥、状況がループしてるような気がするのです。というか、多分、どうしたって3年前に辞めた会社より待遇は確実に悪くなるわけで。年収500万弱、残業ほぼなし、みたいな待遇など望むべくもありません。

何度か連載にも出てきた友人Kに相談してみると、「つまんないこと考えんなよ」と言われました。

友人K「プランAみたいな、退屈なだけの人生は俺が極めてるからさ。奥山はBに行けよ。その方が……うまくいくかわかんないけど、なんか光があるだろ。そこで半端に安定取っても、『なんで俺新卒で入った会社辞めたんだろ』って一生後悔すんだろ。光のない人生、つれーぞ」

ちなみに彼はというと、そろそろ年収が四桁を軽く越えるようです。なんだか景気良い話ですね。

そういえば以前にミョンちゃんにも同じような相談をしたところ、プランBを勧められました。

ミョンちゃん「だって、Aの道だと、これから頑張ったって奥山くん一生、私に勝てそうにないから」

……ぐぐ、でもたしかに何も言い返せません。

僕が夢を追いかけてる間、みんなは実社会でキャリアを重ねていたわけです。そう簡単に取り返せない。

友人K「でも、お前のこの無職の3年間が無駄だとは俺、思わないし。それを次に生かせる選択肢があるハズだから」

あるハズだからって……あるのか? そんなの。

仕事に楽しさを求めるなんて、甘いのかもしれないけど。

でも、生きてるのが楽しいって、胸を張って言えるような、そんな仕事がしたい。

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奥山村人

1987年生まれ。京都在住。口癖は「死にたい」で、よく人から言われる言葉は「いつ死ぬの?」。

@dame_murahito

http://d.hatena.ne.jp/murahito/

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