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なぜ女性は昇進・昇給しづらいのか 「女性らしい生き方」と「女性の生きづらさ」

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Photo by 401(K) 2012 from Flickr

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今週からmessyで女性をめぐる社会問題について連載をさせていただくことになりました、古谷有希子と申します。これまでもwebメディアから「連載してみませんか」というお誘いをいただいたことはあったのですが、面白いことやキャッチーなことが書けないので、難しそうだと思っていました。今回は、messyの編集さんがいくつか具体的な企画を提案してくださって、私でもできそうなものもあったので、思い切って連載をさせていただくことにしました。一般の方向けに文章を書いてきた経験が無いので、読みにくい部分もあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。

で、こいつは何者なんだ、と思われる方も多いと思いますので、軽く自己紹介をさせていただきます。私はアメリカの大学院に在籍していますが、昨年から日本で日本の高校生の就職について研究をしています。大学生の新卒一括採用はよくニュースなどでも注目を集めますが、高校生についてはニュースで取り上げられることもほとんどありません。「大卒ニートになるなら高卒就職の方がいい」という話もありますが、高卒就職の実態を知る人はあまり多くないかと思います。

世間の関心は大卒に向いていますが、しかし日本社会の特徴として、高卒就職であれ大学進学であれ、個人の一生に対して非常に大きな意味を持つのは、高校生の時に何をしているのか、どんな高校に通っているのかである、という分析があります。しかも高校生本人の学力や能力以上に、高校そのものの果たす役割が、社会全体で見たときに非常に大きいのです。個人の能力は多くの場合、努力に対する姿勢、本人の好みや得意科目も含めて、家族、友人、教師など周囲の環境・対応・期待のかけ方などによって大きく左右されるものですが、日本では高校が進路指導という形で生徒にダイレクトに関わる中で、生徒の人生の選択に大きな影響を与えるのです。

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古谷有希子

ジョージメイソン大学社会学研究科 博士課程。東京大学社会科学研究所 客員研究員。大学院修了後、ビジネスコーチとして日本でマネジメントコンサルティングに従事したのち、渡米。公共政策大学院、シンクタンクでのインターンなどを経て、現在は日本・アメリカで高校生・若者の就職問題の研究に従事する傍ら、NPOへのアドバイザリーも行う。社会政策、教育政策、教育のグローバリゼーションを専門とする。

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