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山口智子と同じ「産まない選択」が小町でフルボッコにされていた!「産んで一人前」なんてちゃんちゃらおかしい根性精神論

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Photo by iggy62pop2 from Flickr

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 「FRaU」3月号(講談社)での1万字インタビューでタレント・山口智子(51)が「子供を産んで育てる人生を望まない」と発言したことを取り上げた記事は大きな反響を呼んだが、小町にもそれにインスパイアされたと思われるトピが上がった。今回は、産まない選択をした妻、夫婦のトピを紹介したい。

「子供のいない人生、夫を巻き込んで良いでしょうか?」

 トピ主(女性・年齢不明・夫あり)は、山口智子の発言をどこかで読んだのだろう。「ネットであるタレントさんが子供を持たない人生を選択し、とても幸せだとありました。私もそのタレントと同じで、幼少期のトラウマから親になりたいという気持ちがどうしても持てませんでした」と綴る。ところがトピ主は、その話を夫にしたことがない。夫は転職したばかりで、これから1年半は非正規雇用の身だそう。そのためか、まだ夫は「子供どうしよっか?」などの話をしてこないのだが、ひょっとしたら夫はそのうち仕事が安定したら子供が欲しいと考えているのかもしれない。

「変な話かもしれませんが、夫がよそで子供を作っても私は良いと思えるのですが、離婚はしたくありません。でも、子供ができれば相手の女性や子供は当然家族になることを望みますよね。私が歳を取って子供を産まなかったことをいつか後悔した時、夫はまだ若い女性と子供が持てるかもしれない。たくさんリスクはありますが、私はやっぱり子供を産みたくない。夫を私の人生に巻き込んでも良いのでしょうか?」

 という相談だ。うん、これは小町に相談するより夫に話すのが先じゃないか? コメントでもそういったツッコミは多かった。だが、ツッコミ以上に、

「無責任だし、無計画だし、現実が見えていないし、最悪の奥さんだと思います」
「ある意味、結婚詐欺っていうのでは?」
「親になりたいとは思わないというなら、何故、結婚したんでしょう?」

 と、ややエキサイト気味。フルボッコにされてしまったトピ主は逃亡しておりレスがない。コメント欄の小町住人たち〜、ちょっと落ち着いて! トピ主が“子を持ちたくない”と夫に話してないというのは確かに良くない。しかし、それ以前に夫がどう思っているかも聞いていない状態、つまり家族計画について夫婦できちんと話をしていない状態なのではないだろうか。また夫は非正規雇用の身であり、正社員になってからどうするか、という将来の話も切り出されてはいない。夫も子を持ちたくないと思っている可能性が残っている。この状態で“最悪の奥さん”は早急過ぎだ。

 批判的なコメント群には、『子を持ちたい場合は特に話さなくて良いが、持ちたくない場合は告げておくべき』という暗黙の社会ルールが存在している。つまり『結婚すれば夫婦は子を持ちたいと願うことが常識である』という価値観だが、そこを決めつけるのは乱暴が過ぎるだろう。子なし夫婦たちの間には、“持ちたいけど持てない”という経済的な問題もあるだろうが、“持ちたくない”派も相当数潜んでいると思うのだが。また、出産した女性の100パーセントが、子を持つことを望んでいたということでもないだろう。デキ婚の場合、男女ともにうっかりしていたということだってある。産みたいのか産みたくないのか、よく考えないうちにデキたのでとりあえず産んだ、というケースは親世代でもあるんじゃ?

 少数派だがトピ主に一応の理解を示すコメントもある。

「結婚を維持するために子供を産むようなことは絶対にしないでくださいね。あなたが子供を持ちたくないという直感はきっと正しく、子供がいない方が幸せになれる方なのだと思います」

「欲しくないのを相手に言っていないのは別に良いんじゃない? と思いますが。だって、欲しかったらご主人から『俺は子どもが欲しいんだ』って言えば良い話ですから」

 筆者はこっち派である。結婚するなら子供を持ちたいと思うのが当然、という価値観を“常識”として押し付ける不寛容こそ暴力的ではないか?

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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