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「独身と既婚者が同じ土俵で議論するのは無理」なの? 子持ち側からの分断と疎外感

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Photo by Joanne Bos  from Flickr

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 秋田県大館市で先月29日に行われた本会議にて、元社民党秋田県連副代表の相馬ヱミ子市議(67)が福原淳嗣市長(48)に対して「市長は結婚もしていないし、子供もいない。同じ土俵で議論するのは無理です」「ぜひこの任期中の4年間に結婚でもして、改めてこういう議論をさせていただきたいと思います」と発言したことがネットで話題になっています。

 発端は、相馬市議が市内の保育士不足について保育士の資格を持っている「潜在保育士」の活用を主張し、それには保育士の処遇を改善すべきだと訴えたこと。対して福原市長が「個別のひとつひとつの対応については、できるだけ早く方針を決めたい。ご理解を願いたい」と答えたところ、相馬市議から上記の発言が出ました。

 相馬市議は今回の発言について「決して市長を批判する意図はなく親心。2人の息子を育て、6人の孫がいる立場として子育て施策の重要性を訴えたかった」と弁解しましたが、市議会は3月1日の本会議で彼女に戒告の懲罰を科しました。

 この件についてネットでは「完全にセクハラ」「男女逆だったらもっと大きな問題になっていただろうに処分が甘い」などの批判が飛んでいます。私もこれはセクハラだと思いますし、「悪気はない」で済ませられる問題ではないでしょう。

 相馬市議が、このところ問題になっている保育士不足の解消について取り組もうとしていること自体は間違っていません。ただ、それを市長が独身だから「同じ土俵で議論するのは無理」と強弁し、早く結婚しろと揶揄するのは明らかにおかしいこと。結婚しなければ、子供がいなければ、子供にまつわる問題について議論できないわけではありません。

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ひよこクラブ 2016年 03 月号