5万円の返済後、尾形は電話番号を変え、BさんのLINEアカウントをブロックし音信普通に。尾形は「週刊女性」の直撃取材に「事務所を通してもらえますか」としどろもどろな様子を見せ、事務所側は「女性の主張していることはまったく違うと尾形は言ってます」とBさんの主張を真っ向から否定。「あちこちであることないこと吹聴している」と迷惑な様子で、Bさんが単なるストーカーであるともとれるような発言をしている。
しかし……同誌にはデート中の写真や、ふたりで撮影したプリクラ写真も掲載されている。5年という年月の長さといい、単なるストーカーであると言い張るのは無理があるのではないだろうか。肉体関係はなくとも、そこそこの友人関係であったと思うのが自然であろう(尾形は友人というより、単なる金ヅルと思っていたのかもしれないが)。もちろん、本当に金品の貸し借りがあったかどうかや、関係精算に至ってBさんがストーカー化した可能性などは現時点で否定できないが、両者の間に何かしらの揉め事が生じたことだけは確かである。
尾形は本命彼女がいることをテレビ出演の際にも公言しておきながら、昨年5月にもセフレとのベッド写真が週刊誌に流出している。どうにも脇が甘いタイプである。さらに、ちょっと検索すればいわゆる尾形の<カキタレ>たちがツイッターで悪態を吐きまくっている様子もすぐに読める。いわく「コンドームつけずに生でする」「ガツガツするけど、びっくりするぐらいへたくそ」などまぁ言いたい放題だ。残念ながらどの女性からもあまりいい印象を持たれていないようで、だからこそBさんの告発も「さもありなん」と受け止められてしまうのではないだろうか。
それにしても、桂文枝や狩野英孝、3.6秒バズーカーのはまやねん……この2カ月あまりで、芸人たちのプライベートを、関係した女性たちが暴露しまくっている。こういった現象は連鎖するもので、今は「言いやすい機運」が高まっている。ここを逃すまいと、まだしばらくは芸人たちの元カノや愛人からの告発が続くかもしれない。週刊誌などの媒体を介さなくとも、今は誰もがインターネットツールを利用して発信者になれてしまう。「女遊びは芸のこやし」という言い逃れと知名度を傘に着て、全国各地で女遊びを楽しんできた芸人たちも、迂闊な情事は控えざるを得なくなるだろう。一方で、女性側がこうした告発行為を盛んにおこなうことも、良しとは思えない。「好きだから」「興味があったから」等の理由で彼らに近付き、あるいは誘いに応じ、その後になって「あいつはこんな男だったよ」と告発するのはフェアではないのではないか。騙されたならばいざ知らず、女性側も承知の上で遊びに応じるならば、秘め事にしておくのがマナーであるように思う。
(エリザベス松本)
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