こんにちは、ヒラマツです。前回の続編として、引っ越しをキッカケに遭遇した児童扶養手当のアレコレをここにご紹介させてください。というのも、「シングルマザーの引っ越しは大変!」って話をまとめることも、「役所にウンザリ」みたいな愚痴を書くこともできるのですが、“児童扶養手当のこと”は私はもう少し切実なものだと考えています。(普段の記事も別にふざけて書いているわけじゃないよ!)
この話題は、丁寧に扱うことによって、現実的に似たような状況に直面する当事者の方たちにとっての、ひとつの“前例”になるという意味もありますし、やはり「国(や自治体)の言ってること、めちゃくちゃじゃない? どうなってるの?」という気持ちや危機感が非常に強くあるので、折角のこの場所(messy)を、機会を、しっかり使っていこうという思いが根底にあります。
私の「ひとり親」状況
前回の記事でも書きましたが、少し前まで私は、【私+私の子供+姉+姉のパートナー男性+姉とパートナー男性との子供】という大人3:子供2の5人で賃貸の一軒家に住んでいました。私は未婚なので、うちの子供は「父または母のいずれかに養育されていない」状況であり、私はその子供を育てる「ひとり親」、そして所得は多くありません。多くの自治体がそうであるように、私の住んでいる自治体にも「所得の多くないひとり親に手当を出す」という制度があったので、使ってみようと思い、区役所へ手続きに行ったことがありました。そうすると、「同じ住所に未婚の異性が同居されているので、手当の受給資格がありません」と言われました。
私ははじめ、何を言われているのかスンナリと理解することができませんでしたが、<未婚の異性>という語が指していたのは <姉のパートナー男性>でした。彼女たちは入籍という制度を使っていないいわゆるパートナー関係だったので、書面上、<姉のパートナー>が、私と事実上の婚姻関係であるとみなされる仕組みになっているとの説明を受けました。また、実はその時、窓口の方は「お姉さま方が籍を入れてくだされば解決するんですが……」とまで言いました。それには私も頭にきた……というか開いた口が塞がりませんでした。姉たちの人生は姉たちのものです。あなた一体何様なの? ましてや私にそれ言ってどうするの? 何になるの?? 余計なお世話にも程がある……と呆れたものです。
さて、思い出すと今でも少し頭に血が上ってしまいそうですが、そういうことなら、ひとまず「同じ住所に未婚の異性が同居されている」状況はこの家に居る間は変わらないので、いつか家を出たり、姉たちと別々に暮らす時がきたら、また申請してみようかな。という気持ちに、この時は落ち着きました。
そして、去年末、お金が少し溜まったこともあり、姉たちとも話し合って、私が近所のアパートを借りて、子供と二人、家を出ることにしたので、今年に入ってから児童扶養手当申請のリベンジに行きました。