こんにちは。自意識和代でございます。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
春になると、光が溢れているのにと言うか、光が溢れているからと言うか、妙に狂おしい気分になりませんか?
「陰」か「陽」かで言えば「陽」なのですが、「陽」の気分が切なさを含んで内側から込み上げてきて溢れ出しそうな感じです。胃の調子が悪いわけではありませんぜ。
そんなわけで例年通り今年も胸が苦しいです。
でも……
苦しいのは春の陽気のせいだけじゃなくってよ(湯気)。
〜回想〜 〜回想〜 〜回想〜
なんとなくTVを見ていた1月の終わり頃のことでした。
『火曜サプライズ』(日本テレビ系)という番組内で、ウエンツ瑛士がゲストと共に街を歩き、いろんなお店にアポなし取材をするというコーナーがありましてですね。
この日はやたら気さくで渋い男性がゲストでいらっしゃいました。安田顕さんという俳優だそうで。
売れない時期にご飯を食べさせてもらった和食屋や、仲良さげな焼き鳥屋のお兄さんが登場したりして「この人は人好きする人なんだな〜。へ〜」と思いつつ見ておりました。
ウエンツ瑛士と神社でお参りする時に、手を合わせて「亀岡〜拓次!」と叫ぶ安田顕さん。
スンドゥブを食べながら、ウエンツ瑛士は「神社で叫んでましたけどあれって何ですか?」と質問。
答えはそのまま1/30公開の映画『亀岡拓次』の告知でした。
37歳・独身・金なし・女なし。脇役なんだけどいろんな映画に呼ばれ続ける俳優・亀岡拓次の日常と恋と妄想を描いたコメディです。脇役俳優という設定の主人公。
後で知ったことですが、亀岡拓次を演じている安田顕さん自身が「脇役なんだけどいろんな映画に呼ばれ続けている俳優」なのでした。虚々実々だと語っていたのはそういうことだったのか。
私はこの映画の予告編でハートを射抜かれました。
ロケ先の居酒屋で出会ったあずみさん(麻生久美子)に見惚れる亀岡拓次(安田顕)の表情よ……。
「今、この人に心を奪われています」オーラが全身から出ていて可笑しいんです。
もう本当に体からぽわんとした湯気がにじみ出る感じがします。たまりません。
安田……顕……
検索をしていると「ヘコイダーマン」なるものに遭遇しました。
「ヘコイダーマン」とは、『Air-G’』(FM北海道)で放送されていたラジオ番組『GOLGOLGO』で生まれた地域限定ヒーローだそうで。
同番組は大泉洋と安田顕がDJを務め、安田顕の「いつでも放屁できる」という特技を使い、「一発屁をコクごとにビルを一階分登って最上階を目指す」という企画から生まれたとのこと。
そんなヘコイダーマンはラジオを飛び出し、安田顕の所属事務所の20周年記念ファンイベントにも出現。
「ではご登場いただきましょう。ヘコイダーマン!」
大泉洋の呼び出しで出てきたスーパーマン姿の安田顕。
しかし、おでことお腹にはスーパーマンの「S」ではなく、ヘコイダーマンの「へ」マークが。
20周年を記念して20段の階段を巨大な十字架を背負って屁をコキながら階段を登ったのです。
階段を登りきった先には巨大な「二」マークが。
つまり安田顕が階段を登りきると、客席からは「二十」と見えるわけです。
お尻にマイクを近づけ屁をコキ、キメ顔で「センキュー!!」とカメラ目線の安田顕。
おならの数だけ階段を上る、なんてことをしていても安田顕は美しい。美しいよ!