端正な顔立ちで印象的な切れ長の目が、より一層クールさを際立たせるものの、フレンドリーでユーモアのある独特な世界観が魅力的な及川光博。コメディーからシリアスまで幅広い役を個性的に演じ分け、さまざまなドラマや映画に引っ張りだこの彼が、3月13日に放送された『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)にゲスト出演していた。
今となっては俳優のイメージが強いが、26歳の時に歌手デビューを果たしている。生まれ持ったバリバリの王子様キャラを発揮した抜群のセルフプロデュースが大成功し、「ミッチー」の愛称でたちまち人気を博した。
46歳となった現在もアーティスト活動は継続中で、毎年ライブも行なっているとのこと。今回番組では、そんなマルチに活躍するミッチーの幼少期から現在までの数々の逸話が明かされることになった。
リアルおぼっちゃま時代
なんでも、ミッチーのお父様は実業家で、コンビニや薬局など数々の事業を手掛ける経営者だったため、当時の及川家にはお手伝いさんが3人もいたらしい。わぉ! リアルおぼっちゃまじゃないっすか~!
裕福な家庭で何不自由なく育ったミッチーは、幼い頃から「端正な美少年」と評判だったとか。その頃から美意識が人一倍高く、愛読書は池田理代子作の『ベルサイユのばら』(集英社)だったとのこと。小学生男子ならジャンプやマガジンなどの人気雑誌に夢中になっているような時期だろうに、少女漫画の傑作である『ベルばら』にハマるなんていかにもミッチーらしい。
また、おぼっちゃまだけに怪我をさせまいと大事にされすぎて、あまり運動が得意ではないのかと思いきや、運動神経抜群だったミッチー少年。学校の成績も超優秀で、通っていた進学塾で行われた全国模試では1位になったこともあるそうだ。すご~!! 小6の時には生徒会長を務めるなど、まさに文武両道のパーフェクトボーイだったようだ。
ヤバすぎるモテ期
そんなパーフェクトすぎるミッチー少年に女子たちは当然み~んなメロメロ。一方で、男子からは「キザオ」と呼ばれてからかわれていたらしい。まぁ、身近にそんだけのパーフェクトボーイがいたら手も足も出なくて、軽く嫌みなあだ名を付けることぐらいでしかモヤモヤを解消する手だてがなかったのであろう。
中学生になると、ミッチーは演劇部からスカウトされていきなり主役に抜擢されたそうだ。するとその演技力に女子たちが虜になり、ミッチーのファンクラブまでできたのだとか。もう、モテ期が止まんな~い!
そんなふうにモテすぎるあまり、バレンタインデーにはお決まりの儀式があったそうだ。後輩から紙袋を渡されたミッチーが廊下の端から端まで歩いている間に、そこに並んでいる女子たちからチョコレートが投げ込まれるという、まるで漫画みたいなやり方でチョコをプレゼントされていたのだとか。その数が毎年60個を超えていたらしい。もはや、誰がどのチョコをくれたのかもわからないし、ちょっとしたアイドルイベントと化していたのだろう。