そもそも、なぜフェラの時にもコンドームを付けなければならないのか? フェラで感染する病気があることはわかりますが、オーラルセックスという枠組みで考えたら、クンニの際にも何らかの形でまんまんに男性の口が直接触れないようにする必要があるのではないでしょうか。その疑問を知人である総合病院に勤務する外科医師にぶつけてみたところ、
「フェラをする際は、男性器が女性の喉付近まで触れることがある。喉付近は病原体が非常に繁殖しやすい環境だが、クンニする際に女性器が男性の喉に触れることは女性器の形上ないに等しい。そのため、フェラはクンニよりも性感染症のリスクが大きいと考えられるのでは」
との回答を得ました。同じオーラルセックスでも、男性に比べて女性のほうが性感染症のリスクが高いなんて恐ろしい……! フェラの中でも、喉にちんちんがダイレクトにあたるディープスロートはさらにハイリスクかもしれません。ということで、やはり挿入時だけでなくフェラの際にもコンドームは必要なのでしょう。
しかし、こうした事実を知っても、今日からゴムフェラを徹底できるという自信はありません。実際のセックスの現場を思い浮かべた時に、ゴムフェラをする自分がどうしても想像できないのです。避妊目的のコンドーム使用はすんなり受け入れることができているのに、なぜでしょう。私の中で「ちんちんはそのままパクリとくわえるもの」という認識が思った以上に深いものになっているのかもしれません。
ゴムフェラをするくらいなら、少しでも性病感染のリスクを減らすために、ディープスロートのようにちんちんを深くくわえることは避けつつ、定期的に性病検査を受診したい……。ゴムフェラ以外の性感染症予防としては、他にも「フェラは一切しない」「パートナーと一緒に病院で検査をして、お互いに病気でないことを確認した上でフェラをする」などの方法が考えられるでしょう。あなたならフェラによる性感染症を予防するためにどんな方法をとりますか?
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