現時点では「最初から搭載されているパターンのなかから、お気に入りを選んで登録」が限界です。が、最初から自分好みのパターンを細かく設定して記憶する、という機能がバイブに搭載される日がいつか来るかもしれません。もっと感覚的に振動や動きを調整できて、それをその日の体調や気分よって選べて……となると、そんな超プライバシーな情報がハッキングによって漏れてしまうのはいただけません。
私の妄想は、ここからさらに膨らみます。将来、医療的な機能をもったバイブが登場すると面白いですよね。トイレに座って用を足すだけで、尿糖値や血圧、体脂肪、体重をチェックできる「インテリジェンストイレ」という商品が、かつてありました。バイブにこれを応用し、「挿入したらオリモノチェックができる機能」を搭載してはいかがでしょう?
結局、件のトイレは発売後数年で販売終了となり、普及しませんでした。「トイレにそんな機能いらない!」が世間のアンサーだったのです。でも、考えてみてください。血圧、体脂肪、体重を測る道具はそれぞれ存在し、それだけ健康意識の高い家庭であれば、置いてある率も高いはず。それをわざわざトイレに搭載しなくてもねぇ……というのがオチだったのではないでしょうか。
バイブの未来はどこへ行く?
そう考えると、オリモノチェックできるものは基本的に家庭にありませんから、バイブでそれができるとなると重宝するのでは。なんなら妊娠チェックもできたりして! そしてそれを手持ちのスマートフォンと連携して管理できたりしたら……と夢は広がるばかり。
以前、当コラムにて「セックスロボット」について考察しましたが、人間の形にこだわるのではなく、こうしたセクシャルライフ方面に進化するのもまた、アダルトグッズの進化系ですよね。こちらのほうが実用的ですしね。けど、これまた、そんな個人情報がハッキングによって流出しては困ります。
妄想、と書きましたが、ありえない未来ではないと私は見ています。それはつまり、アダルトグッズのハッキング、意外と笑って済ませる話じゃないかもよ~ってこと。「あの人気女優の、快感パターンが流出!」「ついでに性病歴も!!」という記事がゴシップニュースとして世間を賑わわせる日がいつかきっと……こわいこわい。このへんでやめておきますw
(桃子)
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