連載

うつからの発見。脳は靴と同じ、修理し休ませながら毎日を生きるという考え

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大和彩

病気なりに、健康に暮らす。

 今回も引き続き、うつの人の気持ちを教えてもらうべく、うつの妖精・うつりんにいろいろと質問していきます!

ーーここまでで、うつ病であることは特にうれしいことではないとはいえ、自分の一部として受け入れていると話してくれたうつりん。じゃあ最後に、にうつりんは「やまいは気から」といわれるとどんな気持になるの?

「使い古された垢まみれの慣用句使って、ほんまもんの病人に上から目線で語ってる気になっちゃってんじゃねーよ、って思ううつ。てめーの浅はかさと知識のなさ露呈してんぞ、とも思ううつ。こっちは何年もの時間と、何十万もの医療費かけてこの件に向き合ってきてるんだ、何も知らねーくせに失礼なこといいやがってお里が知れるぞ、とも思……

ーー(遮りつつ)ああっ、ハイ、わ、わかりました。十分わかりました、もう大丈夫ですっ……

「きつい言い方になっちゃってゴメンうつ。何が気のせいで何が気のせいじゃないかは、うつりんが決める、と思ってるうつ」

ーーハイ、もちろんでございます。えーとでは、これまでのうつりんのお話をまとめると、こういうことかな?

うつの症状が重いときは、目標なんか立てないほうがいい!
目標を立てられなくても、自分を責めなくていい!
うつの間は、やりたいことや楽しいことがなくて当然! だって、うつなんだから!

「いちばんよくないのは、うつを治そうと焦ることだと思ううつ」

死なないことだけが目標だった

ーーじゃあ、うつの人は毎日をどう過ごせばいいの?

「ふたつだけ、やったほうがいいことがあるうつ。それは、

 ①定期的に通院する(そしてもし必要ならカウンセリングも)
 ②処方された薬はきちんと用法・容量を守って服用する

けど、それ以外は何もしなくていいうつよ。時間の過ごし方は人それぞれうつ。各自がいちばんリラックスできる方法で最大限の時間を過ごす、これに尽きるうつ。大和は1年前はどうやって過ごしてたうつ? なんか目標はあったうつか?」

ーー「死なないこと」だけを目標に、毎日寝てたね。

「毎日寝てたおかげで死ななかったうつよ。病気の時期は生きてこそ、うつ。よかったうつね」

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大和彩

米国の大学と美大を卒業後、日本で会社員に。しかし会社の倒産やリストラなどで次々職を失い貧困に陥いる。その状況をリアルタイムで発信したブログがきっかけとなり2013年6月より「messy」にて執筆活動を始める。著書『失職女子。 ~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで(WAVE出版)』。現在はうつ、子宮内膜症、腫瘍、腰痛など闘病中。好きな食べ物は、熱いお茶。

『失職女子。 ~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで(WAVE出版)』

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