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善意と親バカで暴走!!「子供をすすめることがどうしてセクハラ?」「息子の初恋を成就させたい」

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Photo by Stephan Hochhaus from Flickr

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 夫の不倫問題や嫁姑問題が定番の小町だが、そんな中に、たまに、飛ばし気味の女性が立てたトピが盛り上がることもある。独身のアラフォー派遣社員が新入社員の若い男の子に熱を上げて暴走するものや、結婚して子供のできた女友達をくさすものなど、これまでにもいくつか紹介してきた。釣り臭も漂うが、“何言ってんのトピ主!?”とツッコミをいれながら読むとなかなか楽しい。今回はそんな暴走女性たちのトピを紹介したい。

「子供について話すのはセクハラでしょうか?」

 トピ主(40代女性・既婚)は子供のいる会社員。同じ職場にいる女性社員Aさん(30代半ば・独身)と昼休みに話す機会があるが、Aさんに結婚歴が無く子供もいないと思い、こんなふうに子供を持つことをすすめているのだという。

「子供がいないと将来みとってくれる人がいない。老後がさみしくなるから、子供はいた方が絶対良いよ」

「せっかく女に生まれたのだらか出産はしといた方が良いよ。すごく感動するよ」

「結婚はともかく、子供だけは早く作ったほうが良いよ」

「子供が好きじゃなくても産んだら絶対に可愛いし、幸せになれるよ」

なぜそんなおせっかい極まりないことをAさんに言うのか? トピ主の言い分はこうだ。

「(トピ主自身が)30代前半で結婚するまでは、子供大嫌い、結婚なんてめんどくさい、という人間だったのですが、夫と知り合い猛烈なプロポーズのすえ、しぶしぶ結婚、出産。でも子供をもった瞬間、幸せの絶頂、人生のピークを経験できました。もし出産してなかったら私の人生平坦なままで終わっていたと思い、とゾッとします」

 一方「Aさんはおとなしい優しくて可愛らしく、本人さえその気になれば結婚もできるだろう感じです。でも前向きになれない様子」であることから「結婚や恋愛をあからさまにすすめるのはセクハラっぽくなるかも?と思い、子供をすすめるようにしました」という。

 当然というかなんというか、トピ主はこうした行動の結果「上司から呼ばれ『たびたび、子供を持つことをすすめるのは注意してほしい。あなたは女性だから大目に見ますが、男性だったらセクハラにあたるかもしれませんよ』と言われ」てしまった。上司はまともでよかった。だがここで反省しないのが、この手のトピ主。「可愛い、純粋無垢な、癒しの存在である子供をすすめることがどうしてセクハラ??」と納得いかず、アドバイスや意見を募っている。

 Aさんは独身だが、そもそも結婚しない生き方を選んでいるのかもしれないし、子供についても産まない選択をしているのかもしれない。結婚適齢期になれば女性は結婚して子を産むというかつての常識がもはや絶対ではない時代。結婚せずに・子供を持たずにキャリアアップに邁進したり、仕事もそこそこで趣味に生きたい場合だってあるし、Aさんの性志向が異性愛かどうかだってわからない。だからこそ「結婚子ども云々」の発言は慎重になるべきなのだが、トピ主はたぶん何にもわかっていない。上司に申告しているということは、Aさんは相当迷惑がっていると見ていいだろう。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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