それはかき氷。今年7月に「今日も かき氷【完全版】」(マガジンハウス)を出版した蒼井は、男好きなだけでなくかき氷好きとしても、その筋の界隈では広く知られている。業者向け氷削機『スワン』を自宅に置いているというのも有名な話だ。だが、夏にはかき氷を食べ歩くという「かき氷マニア」の女性は、こんなことを言っていた。
「せっかく見つけて行ってみた店に『蒼井優さんご来店!』とかいう張り紙がしてあったり、蒼井優が雑誌や書籍でその店を紹介している切り抜きが貼り出してあったりすることも最近は多くて、そういうときはガッカリしますよ。『アイツに先越された!!!』って(笑)。それに、かき氷ファンはひっそり食べ歩いてるんだから、無理にブームにしようとせずそっとしておいてほしいんですよね。スワンがあるなら家でシロップ作って食ってろ、って言いたくなります」
かき氷好きには必ずしも好意的に迎えられているわけではないようである。
また「NEWSポストセブン」では『蒼井優に触発され専門店をハシゴする「かき氷女子」が急増』と、かき氷マニアを牽引しているかのようなタイトルの記事が掲載されているが、事情は少々異なっているらしい。前出の女性曰く、
「昔から、かき氷のブログをやっていたり、スイーツのブログをやっていたりする人も多くて、ネットを探せば美味しいお店はすぐに分かるんですけど、蒼井優も、そういったブログやネットの情報で店を見つけているんじゃないかという気がします。だって、本に載っているお店は、かき氷をちょっと食べ歩きしたヒトならだいたい知ってるところばかりなんです。あそこかぁ〜、みたいな。客が増えて行きづらくなるだけだから、紹介すんな! って、食べに行く方は思いますね。勝手ですけど。涼を求めてかき氷を食べに行ったのに、人気店になりすぎてて、炎天下で待たされたりすると、あいつのせいで……って思いますよ。だってたぶん彼女ともなると、取材と称して並ばずに人気店の氷が食べられるんですよね。あっ、もしかしてそれが狙いで本を作ったとか?」
スワンはその辺に売っている氷削機とは文字通りケタが違う。1000円程度じゃ買えず、ミニの手動でも定価が5万円はする逸品。蒼井が購入した業務用ともなれば、10万円以上はする。一般の20代〜40代ともなれば、覚悟のいる買い物だが、蒼井の経済情況なら一般人がガリガリ君を買う感覚で氷削機を買えてしまうのかもしれない。