連載

ソウルのタクシー運転手と恋に落ちる人妻たち

【この記事のキーワード】
SEOUL01

ソウルのタクシーはほんとに安い! Photo by Seoul Korea from Flickr

 タクシー運転手歴4年。以前は大手企業で働いていたというチョ・ギテさん(55歳、仮名)が、日本人女性「ジュンコさん」と付き合い始めたのは1年ぐらい前のこと。「ジュンコは笑顔の美しい人。『カムサハムニダ』の発音が子どもみたいでかわいい」と教えてくれた……。

 料金が日本に比べて安いこともあり韓国ではタクシーで移動することも多いが、こちらが日本人だと分かると運転手からきまって質問攻めにあう。「韓国で暮らしてどれくらい?」「結婚はしてるの?」「韓国の男は好き?」「竹島は日本のもの? 韓国のもの?」。ここらあたりが定番だが、最近こんなことを話す運転手に出会った。

「私の彼女、日本人です」

 このセリフ、20代や30代の若い運転手から聞いたのならきっとそこまで驚かないだろう。でも50代ぐらいの、それもお世辞にも「ステキ〜」だなんて言えない、どう見たって典型的なアジョシ(おじさん)の運転手が突然こんなことを言ってきたら、シートにもたれて優雅にスマホなんていじってる場合じゃないでしょ! 思わず前のめりになって、今度は私が運転手に質問攻撃。

「ほんとに彼女なの? どこで出会ったの? 韓国に暮らしてる日本人? 何歳なの?」

 チョさんによると、「ジュンコさん」との出会いはタクシー。友だちと一緒に初めて韓国に遊びに来た彼女をキンポ空港からミョンドンのホテルまで乗せたことがきっかけだった。ちなみに「ジュンコさん」は50歳ぐらいの主婦。はっきりと年齢を確認したことはないらしい。カタコトの日本語で必死に話すチョさんに彼女は、「韓国の男ってやっぱり親切だわ。日本の男と全然違う!」と手を叩いて喜び、彼女たちから「翌日タクシーを1日チャーターしてドラマのロケ地をまわりたい」と提案してきたそう。

月1ペースでソウルお泊まり不倫

「次の日の朝、約束の時間にふたりをホテルまで迎えに行き、ソウル市内をあちこちまわった。目的地に着いて私が車で待っていると言うと、ジュンコが『一緒に行こう。写真も撮ってほしいから』と言った。習ったばかりの韓国語を使って話すジュンコがかわいかった。友だちよりもジュンコが積極的だったね」

 そして最終日、キンポ空港までふたりを送ると、ジュンコは「次に韓国に来たときも必ず連絡する」と言い、1カ月後、ほんとうにひとりで韓国にやって来た彼女は約束通りチョさんに連絡してきた。

1 2

[PR]
[PR]

messy新着記事一覧へ

韓国男子と恋した~い。