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生き血をすする魔女気分で! 滋味深いトマトのスープ

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みなさまこんにちは。
自意識和代でございます。

今は昔、学生時代。熊本。

大学の周りにはご飯屋さんがチラホラありまして。
その中に美男美女夫妻が営む、小さなイタリア家庭料理屋さんがありました。
ランチ500円だったかな。
気取ってないんだけど、ちょっとだけ気取ろうと思えば気取れるような店でした。
ランチタイムは学生が多く、夕方になると仕事を終えたおじさま方がワインなんか開けちゃってですね。コース料理も対応可でした。

たま~に夫妻はイタリアへ行って店をお休みにされるのですが、きっと料理の研究のためなのね♡ と思うと、また店に行くのが楽しみでした。
後に移転改装したという噂です。

絶妙な茹で加減のパスタが美味しゅうございました。ペペロンチーノ食べたい ……。

しかし、ここのランチについてくるランチスープもまたひそかに好いておりました。
あっさりした味わいが気に入って、自分でも作りたいと、作り始めたのです。

時は過ぎ……
歳を重ね……
濃度を増してゆきました。

あ、濃度というのはトマトの濃さでございます。他意はございません。ええ。
あのランチスープを模したスープを作るごとに、もっとトマトが欲しくなり、水を減らしトマト分量を増やしたのでございます。

 

2012年・春。

花見にスープを鍋ごと持って行きました。
さらに、物足りないといけないわ! という変な脅迫観念から、ジャーマンポテト、チーズケーキも作りました。
みんなで持ち寄りだと言っていたのに、明らかに作り過ぎでした。しかし作るのをやめられなかったのです。

作りながら、何だか木村多江みたいだわ私……と思ったのでした。
何でここで突然、木村多江が出てくるかと言うとですね……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 回・想 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

昔、『恋愛偏差値』(フジテレビ系)という、中谷美紀と岡田准一と木村多江が出ていたドラマがあったんです。

その中の木村多江……

精神を病みつつある主婦の役で、嫉妬なのか何なのか、キャリアウーマンの中谷美紀を自宅パーティーに呼んでおきながら、故意に彼女の傷に塩を塗るようなことを言うのです。

中谷美紀は恋人に振られたばかりで傷心。

おまけに木村多江はその失恋相手と彼の新恋人もパーティーに招いており、中谷美紀はダブルラブショックを受けることに。

傷ついた中谷美紀は、オカマの岡田准一に慰められつつ帰宅の途につきます……。

木村多江扮する主婦は、旦那に相手にされない寂しさからか、やたら料理を作ります。

ぐつぐつ煮込んでる鍋が3つあって、それを無表情で見ている顔が怖かった……。

鍋のアップと木村多江のアップが交互に映って怖かった……。

 

(波濤)(波濤)(波濤)(波濤) ザッパーン (波濤)(波濤)(波濤)(波濤)

 

回想おわり。

公園でビニールシートやらカセットコンロやらを広げお花見スタンバイ。
鍋を囲んでスープを飲んでいたら、友達が「私たち、生き血をすする魔女みたい」などと言いました。

今回は、そんな生き血スープのレシピをお送りします。

あれっ? 食べる気失せましたか?

そ、そんなことおっしゃらずお付き合い下さいませ…….。

ミネストローネ~!

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自意識和代

人の好意をなかなか信じられず、褒め言葉はとりあえず疑ってかかる。逆にけなし言葉をかけられて「なんて率直なんだ!」と心を開くことがある。社交辞令より愛あるdis。愛がなければただのdis。凹んじゃうよ! ラブリーかつ面倒なアラフォーかまってちゃんである。

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