【叱らない】
■高島彩(37)
一昨年2月に生まれた長女の子育てについて、昨年末に開催された絵本読み聞かせイベントでこう発言している。
「陽気でいること、大きい声で怒らないこと。『それやっていいんだっけ?』って聞くと、子どもは考えてくれる」
2歳少し前の長女を<叱らない>で自ら考えさせる……なかなか忍耐が必要だ。この発言についても当時、ネットでは批判が巻き起こった。
「まだ1歳の育児で言われてもな~」
「まだお子さん2歳前だよね。これから叱りたくなくても叱らなきゃいけない場面が毎日毎日たくさん出てくるぞ」
……などなど、このときの批判は東尾に対するものと非常に似ている。『叱らない子育て』は炎上ワードのようだ。
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こう見ると、意外と『叱らない派』が少数派だった。しかも叱らない子育てを実践しようとしていることを明かすとネットで物議を醸す。
そりゃ叱らずに真っ当な成長を促すことが出来ればそうしたいが、実際には時間の余裕がなかったりでついつい声を荒げて叱ってしまう(というか怒ってしまう)場面があり、ちょっとした自己嫌悪……このループに悩まされる親御さんは少なくないと思う。「本当は叱りたくない」からこそ、「叱らない子育て実践できてま~す」と発言されるとイラッとして、叩きたくなってしまうのかもしれない。まあ、叱る子育ても木下のようにそれなりに批判が集まる事もあるが……とりあえずMVPは飛び蹴りのゴクミで決まりだろう。思いのほか激しくて衝撃を受けた。
それより世の父親たちは子育て方針についてほぼ母親任せなのか? 黙って背中を見せているだけじゃ子どもは父親を父親と認識しないし、「いざというときだけ叱る」派もいるだろうが普段のかかわりが薄いのにいきなり口出ししてくるような父親ってウザいだけである。もちろん育児を自分事として捉え、子どもと向き合って生活している父親もいるだろうが、上記ママタレ陣がブログ上で「叱る/叱らない」に葛藤している傍らで、旦那たちはどう行動しているか気になった。
(ブログウォッチャー京子)