匿名ブログに端を発し、一気に動き出したかのように見える待機児童問題。例年、2月頃から3月頃にかけては認可保育園の入園選考結果が出る時期であるため、この問題を扱うニューストピックが増える傾向にあるが、今年は例年になく注目が集まっているようだ。
3月28日に厚生労働省は『親が育児休業中などの理由で、自治体が待機児童に含めていない子どもが昨年4月時点で約1万1000人いる』ことを明らかにし、潜在的な待機児童は約6万人となったことが分かった。国が発表している待機児童数は約2万3千人。その約2.6倍が数から除外されていることになるが、こうした潜在的な待機児童数にも焦点が当てられるようになったのは、ここ最近の待機児童問題に対する世間の注目度の高さからだろう。それは小町のトピにも見てとれる。なんと「子育て」カテゴリで今回の問題に関連するトピが雨後のタケノコのように乱立しているのである。こういった現象はなかなかない。しかも、それぞれのトピを見て行くと苦笑いしか出来ないような主張をしているものもあったりしてもう議論も迷走気味である。今回は、保育園トピ乱立現象を記念して、各トピをトピ立て順に列挙し短く概要をまとめてみたい。皆で今回の待機児童問題を振り返ろう。しかもこれが最近上がった関連トピの全てではないのだ。すごい話である。
ここまで待機児童問題が注目されているのは、それだけ保育園に預けたがっている親が多いということ。つまり、子育てしたくない母親が増えているのか?という問題提起。おいおいトピ主、父親はどこいった? なぜそこで急に“母親”だけに対して問題提起する?
『口を開けば「保育所を増やせ」。二言目には「なぜ女ばかりが育児をしなきゃいけないの。」挙げ句の果てにはインフルエンザでお迎え行かなきゃいけない子どもの、夫婦でのなすりつけ合い。…そんなに子どもの面倒みるのが嫌ですか? 負担ですか?(略)入園までの2、3年も待てませんか? そこまで逼迫してるんですか? 貯金は? ご主人は何してるんでしょう?』
2~3年待って職場復帰できなかったらどうするんだろう? さすがにこのトピには批判も集まった。その後トピ主レスからトピ主は元保育士だということが分かる。まあ、いろんな親を見てきているんだろうけど……。
『事情があって家庭で保育出来ない子どもを預かるのであって、施設に入れて働けとはいっていないでしょう。そしてその「児童福祉施設」に預ける前提で産むのはおかしくないですか?と思うのです』
なぜおかしいと思うのか書かれていないので気になるところだ。だが、この手のトピ主がそうした理由を書くことはない。あくまでも感情に訴えて来るのが特徴だ。