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産後うつ「子供の体重が増えない!」と悩み、母親失格、生きているのがつらい…夫にも実親にも責められる新米母の叫び

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Photo by Paras Bliss from Flickr

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 東京23区において2005~2014年の10年間に自殺で亡くなった妊産婦が計63人に上ることが、東京都監察医務院などの調査で分かった。これは日本産科婦人科学会などの調査依頼に基づき、同院と順天堂大の竹田省教授が調査し、4月23日、都内で開催された同学会で報告したもの。出産数に占める割合は10万人あたり8.5人となり、妊娠・出産期の死因として自殺が最も多いということになる。母親となる女性の心のケア対策が急がれる。

 産後の時期に精神的に不安定になった経験がある女性は少なくない。通院や入院を要するほどのうつ状態は免れても、自分でも涙をコントロールできなかったり笑えなくなったりする時期があった、という告白を聞くことがある。特に産後は慣れない育児で眠れない日が続いて体力を消耗するうえ(新生児の生活リズムは基本的に乱れまくりで、「夜ぐっすり寝て朝元気に起きる」生活は不可能……そりゃうつにもなる)、友人や職場の人間関係等それまでの社会的なつながりも一時的に薄くなり、孤独を感じやすい。

 そんな切羽詰まった新米ママによるトピが昨年12月に立てられ現在も進行中だ。なんとトピ主レスが100もある。レスのすべてを紹介すると文字数がえらいことになるので差し控えたいが、もし時間に余裕があればぜひリンク先をじっくり読んでみてほしい。筆者も、産後当時の行き場のない気持ちを思い出し苦しくなった。

「双子がミルクを飲みません」

 トピ主は高齢出産で双子の女児を出産し、トピ立て2015年12月17日時点で2カ月になる。早産ではなかったが、出生体重は2000~2100g未満。双子は体重が少ないとのことで数週間入院したが、両方とも3000g前半になった。

 さて、もうすぐ生後2カ月になろうとしているこの双子について相談だ。飲むミルクの量がとても少ないというのである。母乳は出ず完全ミルクで育てている。片方の子(A)は一度に60~80ccほど、もう片方の子(B)は40~65ccほどしか飲まず、1日で飲む量は、Aは500cc台、Bは400cc後半。授乳回数は一日8回。

「一度飲ませるとお腹いっぱいになり、授乳回数を多くしても飲みません。また、授乳間隔をあけても飲む量は増えません。片方の子(A)は飲む量が少ないながらも飲みっぷりがよいのですが、もう片方の子(B)は数週間前から飲みっぷりがとても悪くなり、ちびちびとしか飲まず、とても心配です。元気はあります」

「こんなに少ない量しか飲まなくて大丈夫でしょうか。病院の先生や保健師さんにも相談していますが、個人差だからとしか言ってくれません。成長曲線から外れそうなのに…。栄養不足を心配しています。家族にも相談していますが、全く心配してくれません」

 子供の成長具合やミルクの量が気になって、不安を抱えているようだ。そしてトピ主は里帰り出産で、実家にて双子育児を実親に手伝ってもらっているのだが、実親も夫も「全く心配してくない」ことで不安が募っている様子。

 コメントには「健康面で問題が無いのでしたら、慌てなくてもだいじょうぶですよ」と、経験者らからの“そんなに気にしなくて大丈夫”というものや、また「飲みっぷり・食いっぷりの悪かった我が娘も現在は…」など、産まれた直後は食が細かったがちゃんと大きくなる、というものが多く書き込まれた。

 しかしトピ主は一応これらのコメントに目は通しているのだろうが、まったく響いていないようだ。安心感を得るどころか、「よそのお子さんはちゃんと育ったとしても、うちもちゃんと育つ確証はない」と考えてしまい、ますますネガティブになっているように思える。

 結婚前にうつ病を患っていたトピ主は、回復したとして妊娠・出産に踏み切ったのだが、産後に自ら「これはヤバイんじゃないか」と病院を受診して産後うつと診断されたという。そのことも含め、トピ主は100ものレスで、自身の感じる辛さを延々と吐露している。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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