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中森明菜の親子関係に見る、「老親との縁切り」は薄情なのか?

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『中森明菜 THE LIVE DVD COMPLETE BOX』ユニバーサル ミュージック

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 2014年のNHK紅白歌合戦に出演したことで、4年2カ月ぶりに歌手活動を再開した中森明菜(50)。あれから2年半が過ぎ、地上派へのテレビ出演は紅白以降ないものの、昨年から今年にかけ、シングルやアルバムをたびたびリリースしている。5月10日発売の「女性自身」(光文社)は、そんな明菜の活動35周年の節目の日である5月1日に、実父である明男さん(82)が明かした中森家の確執を報じており、明男さんは明菜が過去に「実家の戸籍を抜いていた」ことを語っている。

 記事で明男さんは「お母ちゃんががんで亡くなる前に入院していたときも、明菜は一度も見舞いに来なかったんです(中略)末期がんに苦しみながら、お母ちゃんは『明菜は薄情だ』って涙をこぼしていました」と語る。明菜の実母が死んでから21年間、家族は誰ひとり明菜に会えていないのだという。また“初めてお話しすることですが…”と前置きしたうえで、明菜の実母が亡くなる少し前に、明菜の所属事務所の人間が2人来て『明菜が中森家の戸籍を抜けたいと言っている』と伝えてきたことを明かす。当時明男さんは『そんなことはできない』と突っぱねたというのだが、その後、明菜は『勝手に家族の戸籍から、自分だけ籍を抜いてしまった』のだという。さらに後日、事務所の人間が、実家にある明菜の荷物を全て持ち出したというのだ。

 明男さんは「私が死んでも明菜には知らせなくていい」と子供たちに言っているというのだが「でもね……私ももう82歳。やっぱり、死ぬ前に明菜に会いたい」とこぼす。今年に入り、顔を見せてほしいという手紙を2度書いたが、送る事ができなかったとも語った。記事では「明菜が閉ざされた心を肉親に開く、その日はやってくるのだろうか――」と締められているのだが……。実父・明男さんの告白には不可解な点がいくつもある。

 まず今回初めて明かされた「明菜が実家から籍を勝手に抜いていた」という事実や、実母死後、明菜と家族が没交渉であることなどが、全て『明菜が心を閉ざした』ことが理由であるかのような記事になっているが、なぜ心を閉ざすに至ったかは一言も触れられてはいない。そして明男さんは、明菜の実母がガンで入院していたときにも明菜が見舞いに来なかったことを語っているが、少なくともこれらは21年以上前の出来事だ。籍を抜いたのも最近ではなく21年前。そこまで昔の話をいまさら、実父が週刊誌に語る意味は何なのか。82歳で老い先短くなったことで、娘の明菜に会いたい気持ちが大きくなり、その願望を叶えたいため? しかしこうした家庭内のゴタゴタを公にすることで、明菜が得をする事は何もない。“心を閉ざした”と心配しているように見せかけながら、老いをちらつかせ、疎遠となった原因があたかも娘だけにあるように印象づけ、自身の要求を娘に飲ませようとする毒親のようにも見えなくない。というか、そうとしか見えない。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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