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炎上中の「声かけ写真展」 成人が未成年の<合意>を対等に扱うことのリスク

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声かけ写真展公式サイトより

声かけ写真展公式サイトより

今、ネット上で「声かけ写真展」なるものが炎上している。

この写真展は、30年前、路上で遊ぶ少女に中年男性が声をかけて撮影を行う「声かけ写真」なるジャンルがあったと標榜し、それらを展示・販売する、という内容だった。主催者は30年前のノスタルジーに浸ることを目的に開催しているという趣旨の発言をしているが、説明された趣旨と内容には違和感がある。主催者は、被写体を「本物の少女」「スレていない少女」を意味するという「MoRoS(モロス)」(=『モロ少女』の略)と呼んでいる、と発言していた。彼らは未成年女性を鑑賞物として眺めているし、写真展の中には水着やブルマ姿の少女の写真が含まれていたり、露骨に少女の肉体を強調したパンフレットが配布されたりと、被写体の少女は明らかに性的な存在として扱われている。

当然、批判が殺到し、会場として廃校となった学校をリノベーションした施設を提供した「IID 世田谷ものづくり学校」は、不適切な展示を許可してしまったとして謝罪文を発表した。

この写真展において何が問題だったのか、一市民として考えてみたいと思う。なお、この文中における「女性」「男性」などの性別表記は、見た目における肉体の形のことを指して用いるものとする。

「ガジェット通信」の取材記事には、少女に声をかけて写真を取る行為に関しての主催者側のコメントが掲載されている。以下に引用しよう。

「いろいろな点で難しい時代になったと感じています。『声かけ』という言葉だけで、悪い意味にとる方もいらっしゃいますし。しかし、だからといってかつて撮られた写真が悪いものになるわけではないんです。その偏見を無くし、作品を残すということをしたかった」

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