ところが、このGW前最終日に、会社でAの結婚発表があったのである。お相手はAの1歳年下、関連会社の人だった。Aは前任地のビルがその女性と一緒で、交際は4年を超えている。
「事前に報告を受けていた数名以外の多くの目が私に向いたのは言うまでもありません。気付かない振りをしていましたが本当に視線が痛かった。そして外野の気の良いおじ様からの追い打ちを掛ける一言。『相手はえごまさんじゃないの?』だから違うって!!!」
意外と傷ついているえごま。トピは「アラフォーを弄ぶな!」で結んでいる。いやぁ、これ同じようなツッコミが絶対たくさん入ると思うんですけど、付き合ってなかったし別にいいんじゃないですか? 愚痴にしてもわざわざ小町に書き込むぐらい熱量のある愚痴なのだろう。冗談めかしたトピにも見えるがちょっと傷ついてはいるようだ。
コメントは想像通りの展開となり、初っ端から核心を突くキツすぎるものも書き込まれている。
「歳下からなつかれる事も『慣れっこ』と言うならこの3年間は彼氏彼女ごっこという、ちょっと浮かれ気分の良い関係だったんじゃないの? 貴方がもし彼に真剣だったら、彼の態度は変わっていたはずです。それを棚に上げて弄ぶなって言うのも、余裕がなさすぎかもよ……」
本当にそう思う。というよりも、こういうことは周りがうるさくいうほどに、当人たちの熱は高くないことが多い気がする。周囲が勝手に盛り上がっているのにトピ主もちょっと乗せられていたような感もある。意外とAくん、トピ主のこと何とも思っていなかったのではないか。
トピ主レスでは、あくまでもこれは駄トピなのだ、という断りを入れこう綴っている。
「確かに本気でショックは受けていますし、Aを気にし出してから心はザワザワしていましたが、現に2年間自分から距離を縮めようと思った事は一度もないと言う、ある意味保身、ずるさも含めてそれが本音であり、ちょっと!誰か笑ってよ!!!と言うそのニュアンスを伝えられなかった文章力、すみませんでした」
そうだね……ちょっとよく伝わって来なかった……というかザワザワしていたなら自分のやりたいように行動したらよかったのに。まあ、えごまさんもAを気になっていたとはいえ2年間特に何もしていないのだから、別に「Aくんと結婚したい!」と勝手に思いつめていたわけでもないし、文字通りちょっと聞いてよの笑い話ということで良いのだろう。