■男性社員に“食ハラ”
「従業員数10名程度の中小企業で働いていたが、社長が会社の飲み会の際にいつも食べ放題のお店を指定していた。そこで大量の料理を男性社員に無理矢理食べされるのが楽しみだったらしい。男性社員がトイレに行こうとすると、社長が『吐いてくるつもりだろ?』と言って行かせてくれないので、本当に気の毒だった」(元不動産会社勤務/25歳)
アルコールを強要する“アルハラ”の食事バージョンも。食べたくもない食事を無理矢理食べさせられるなんて苦痛でしかありませんよね。その光景を見せられる他の社員にとってもストレスになりそう。
■女性社員は洗濯が義務
「女性社員は男性社員の制服の洗濯を担当させられ、週末に洗濯物を持ち帰って週明けに持ってくるよう言われていた。当時は『そういうものか』と思って受け入れていたが、いま思えば本当に気持ちが悪い」(元製造業勤務/26歳)
洗濯くらい誰でもできるはずなのに、なぜ女性社員の仕事になるのか……。時代錯誤な悪習慣がまかり通っている企業はまだまだ存在するのでしょう。
会社というものは、当然ですが実際に働いてみない限りはわからない部分も多く、知らないうちにブラック企業に入社してしまったというケースもあります。それに慣れてしまうと、いつの間にか心身ともに大きなダメージを受け、その後の人生に悪影響を及ぼすことも。悪い意味で会社に慣れることなく、労働環境を客観視できるかどうかは働く上で大切なことでしょう。
(リオネル・メシ子)
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