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「女性が大好きゆえに、ワクチンを打ちました」ラブフェミ男子と学ぶ子宮頸がん・後編

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女性だけがリスクを背負う? Photo by Soumya Ranjan Behera from Flickr

(前編はこちら)

 messy読者世代にも、決して遠い世界のことではない子宮頸がん。現在の日本における20~30代女性が発症するがんの、実に第1位となっています。セックス経験がある女性なら、経験した人数に関係なく誰でもかかりうる病気なのだから、「毎週末の恒例行事!」というお盛んなアナタも、「はやく彼氏を作って盛り上がりたい!」という夢見がちなアナタも、知っておいてソンはないはず。

 セックスによりHPV(ヒトパピローマウィルス)という、ありふれたウィルスに感染することが発症の原因だけど、「ガーダシル」と「サーバリックス」という2種のワクチンのいずれかを接種すれば、予防が可能だということは前編でお伝えしました。

 で、このワクチンは6カ月かけて3回にわたって接種するもので、子宮頸がん全体の50~70%と言われている、HPVの「16型」と「18型」に対して予防効果があります。でもHPVウィルスは実に100型以上といわれ、この2型以外にも高リスクなものがあるのも事実。そして2009年末に認可されたばかりなので、まだ副作用のことはハッキリわかりません。

 ここで、「男なのに子宮頸がんワクチン」を受けた希有な“ラブフェミ男子”、勝部元気さんに再びご登場をお願いしましょう。「体の関係のご縁のある人をがんにしたくなかった」という、ステキすぎる動機でワクチン接種に踏み切った彼ですが、副作用は怖くなかったのでしょうか?

「自分の体内に注入することになるので、副作用については事前に念入りに情報収集を行いました。専門家の本や英語で書かれたWHO(世界保健機関)の公表文なども読みましたし、数多くの実施事例のある医師から情報収集もしました。その結果『副作用はゼロではないものの、ためらうレベルではない』と判断しました。でも副作用の情報を集める前からすでに『打つ!』と固く決心していたので、情報収集は念のためにしたに過ぎなかったです」

リスクをフェアにして、セックスを楽しむ

 打つ!と決心した理由を、「女性が死ぬほど大好きで、セックスが死ぬほど大好き。だからそこに投資したいという信念が強かったんです」と語る勝部さん。ワクチンを接種する若い女性が増えているなかで、大人の自分が副作用に躊躇していては、あまりにも情けない……と感じたことも、背中を押した理由になったそうです。

 ワクチンだけではリスクをゼロにすることが現段階では不可能なため、「ワクチンを接種したからと言って、セックスへの投資が男女間でアンフェアだと感じる気持ちはまだまだ残っている」と、勝部さんは明かします。でも、

「女性だけがリスクを背負うのではなく、女性を愛する自分も背負わなくては!」

 という姿勢は立派! 彼のように考える男性がもっともっと増えれば、世の中にラブとハッピーが広がっていくのに……。ラブフェミ男子の恋愛観、もっともっと広がって〜! という思いから、勝部さんが描く、女性との理想のパートナーシップについても聞いてみました。

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