M「そうです。妻子持ちなら、結婚できないから結婚のこと考えなくてもいいし、でも女として大事にされてる実感もあって。不倫の時点で、本当はまったく大事にされてないんですけどね。その間も、友達の紹介などで他の男性と食事に行くことはあったんですが、結局不倫相手との関係はダラダラ続き、気づけば35歳になっていて、『このままじゃいけない!』と」
――いよいよ不倫から卒業ですか?
M「はい。何年も不倫していた自分に嫌気がさしていたので、心機一転するために海外に行くことにしたんです。年齢が年齢だったのでそれなりに貯金もあったし、自己投資をしてみようと。それでスイスに1年半行きました」
――行動力抜群ですね!
M「スイスではSNSで知り合った現地で暮らす日本人女性とよく遊んでいたんですが、その女性にスウェーデン人男性を紹介されたんです。彼は日本への留学経験があって、日本語もある程度話せたのですぐに仲良くなって付き合うことに。彼は私と知り合う前から日本で働くことを考えていたようで、一緒に日本に帰国して、今年入籍しました。これが主人とのなれそめです(笑)」
――まさかの電撃国際結婚とは……!
M「出会いなんていつどこに転がってるかわからないものです。合コンや不倫に無駄な時間を費やしてしまったけど、それがあったから主人と出会えたんだし、婚活し続けてよかったと思っています」
合コンやお見合いでは収穫がなくても、不倫にハマっても、前向きな姿勢を忘れなかったMさん。思い切った決断が良縁を導き出したのかもしれません。
(リオネル・メシ子)
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