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マタニティマーク…つけるのが怖い派、申し訳ない派、ドヤ妊婦様派。

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 マタニティマークにまつわる記事がネット上で話題になっている。

「マタニティマークが付けられない…なぜ妊婦が萎縮する社会になったのか

 妊娠している時期にお腹の子供を守るマークであると筆者は認識しているが、これをいま「怖くてつけられない」と考える女性がいるという。この記事の執筆者がフェイスブックの友達限定で問いかけたところ、そのような意見が多く出たといい、またその理由は「妊婦で申し訳ない」という気持ちが根底にあるからだ、と分析している。同記事には、以下のような妊娠経験者の体験談がずらりと並ぶ。

「優先席で立っていたら、座ってる元気そうなアラフィフくらいのご夫婦に『絶対譲らないからな、何様のつもりだ!』とブツブツ言われ続けたので(中略)2人目の時は、優先席付近にはあまり行かなかったかもしれません。座ってる方も、優先席だと譲らなきゃならないと思う人が多いけど、普通席なら譲らなくてもいいと思いそうなので、その方が気が楽でした。譲ってもらえた時も、なんだか申し訳ない気持ちがあって、ひたすら目をつむって寝てました。また何か言われそうで」

「子育て世代が多い地区ではまだ市民権があるような気がしますが、年配の方が多い地域では、総じて子連れや第二子妊婦の乗車には冷たい目線を感じます。私の妊娠時は既に妊婦にキビシイ時代に入っていた2014年でしたから、マタニティマークは”場所に応じて出したり引っ込めたり”して利用していました」

「そもそも、産休に入ることで職場に迷惑をかけているという気持ちもあるのです。だから、なんとなく『妊婦で申し訳ない』という感覚が根底にあるのかもしれません」

「(前略)妊娠中に電車内で60代位の女性達に『妊婦だからって甘えて座るな!』と怒られたり、酔っ払った会社員から、代わってと頼みもしないのに「妊婦だろ、座りたいなら土下座しろ」と言われたりしました。座っていたのは優先席ではなくて、普通席なのですが…。トラブルに巻き込まれたくないので、すぐに立って次の駅で降りましたが、こうなると電車に乗れなくなります」

 この記事へのコメントとしてネット上では「子育てしにくい世の中だよね」「私も付けなかった。なんとなく気を使った感じで」「わたしいま妊娠中で、よくバスを利用するのでつけてますが、マタニティマークつけていても譲ってもらうことほとんどないです。まだそんなにお腹大きくないけど、明らかにマークに気づいても譲ってくれる人はいない。それどころかわたしを押しのけて座ろうとする人は多いです」等これまた様々な意見が並ぶ。

 妊娠したからといってつけることが義務づけられているわけでもないので、マークをつけていること自体がこれみよがしな妊娠アピールに思えて、筆者も妊婦のときはためらった。たまに子育て雑誌などで異様に大きかったりデコってある妊娠アピール強めのマークが付録についていたりするが、これをつけるとマタニティハイだと思われそうだ、と感じたこともある。もうだいぶ昔のことになってしまったが筆者は安定期以前の時期、移動中だけつけており、お腹が出てくるとマークなどなくても妊婦だと分かるので外していた。私自身、マークをつけていたり、大きなお腹で電車やバスに乗ることはそれだけで周囲に“席譲ってよね~”というプレッシャーを与えているのではないか、と悩んだものだ。水戸黄門の印籠のように……。電車では座席の前のつり革につかまったりすると、座っている人に無駄に“譲れよ”アピールしてしまっていることになるのではないかと思い、出入り口付近に立っていることが多かった。それでも駆け寄ってきて席を譲ってくれた人は何人もいた。特に女性と若い男性、そして外国人。彼らの優しさに触れ(妊婦の乱高下メンタルで)いつも感動していた。が「中年以降の男性」は妊婦にも新米ママにも冷たい傾向があると感じた。

 このように妊婦側も、自身が“席を譲れよアピール”をしてしまっているのではという不安を感じるし、それ以外の者も、そう受け取ってしまうのがマタニティマークの複雑さだ。そんなマークにまつわるトピを今回は紹介したい。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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