海老蔵は9日の記者会見、そして自身のブログでも再三、マスコミへ向けて「取材はご遠慮ください」と丁寧に訴えている。17日には5度目の自粛要請となるブログ記事を更新し「多くの記事を目にします。まおのことに関しましては 雑誌の方々、静かに見守ってください」と書いた。このように何度も「お願い」されずとも、踏み込まずに静観する態度が「常識」ではないのだろうか。闘病中であることを公表し「静観してほしい」と要請しているにもかかわらず、何とか公表されている以上の情報を仕入れようと彼らの身辺をうろつくのは、不審者と何ら変わりないように思うのだが。これはスキャンダルではなく、不正行為でもないのだ。果たして週刊誌読者は、こうした過激な取材で得た情報を読みたがっているのだろうか?
昨年9月に亡くなった女優の川島なお美の夫である鎧塚俊彦氏は、12日、Facebook上で麻央と海老蔵をめぐる報道に「心痛みます」と嘆いている。「多くの方々が自分達に何か手助けしてあげられる事はないのか?と思っていらっしゃる事と存じますが実際には何もしてあげられないのが現実です」「せめてお二人と子供達が病とたたかい今後歩まれていく道筋を妨げる様な事だけは絶対にしてはいけないのではないでしょうか?女房が他界する数日前に心無いマスコミの方から無礼な質問をされた事もありました」と、自身の経験に基づく言葉をつづり、報道自粛を呼びかけている。こうした声が、<報道陣>には届かないのだろうか。
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