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家を買う気持ちが固まる時期は人それぞれだから、資金や立地よりも「優先すべきこと」がある

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「女ひとり、家を買う。」Photo by Amanda B from Flickr

「女ひとり、家を買う。」Photo by Amanda B from Flickr

 前回、住宅コンサルタントの高橋さん(赤門ホームコンサル)は「住宅購入には30代が一番よいタイミング」だとアドバイスしていました。とはいえアラサーはキャリアの方向性もライフスタイルも、まだまだ変化がある年代。この先シングルでいるかどうかも定かではないですし、家を買うという重い課題に取り組むのは、つい後まわしになってしまうのではないでしょうか。

 そこで今回は、一般よりは少し遅めの40代半ばで住宅購入に踏み切った岡本さんに、購入までのいきさつや30代でやっておけばよかったことなど、アラサー世代へのアドバイスをうかがいます。

外資系アパレル会社勤務の岡本さん(48歳)の場合

 岡本さんは、幼少時代を海外で過ごした帰国子女。帰国してからはずっと東京・杉並区の実家で暮らしていました。5年前に新宿区・四谷の賃貸マンションでひとり暮らしをはじめ、3年目で現在の分譲マンションを購入したそうです。

【岡本さん&お部屋のプロフィール】
岡本さん:外資系アパレル会社のマーケティング担当の正社員としてとして、顧客のニーズや他社の動向を調査している。物件購入は2年前。当時の年収は900万円程。

所在地:東京・品川区 白金高輪駅徒歩6分
専有面積:約41㎡
築年数:14年(購入時)
間取り:1LDK(間取りは約9.5帖のLDK、約6.5帖のベッドルームに個室トイレとバスルーム)
価格:2,900万円 (プラスリフォーム費用400万円)
月々のローン返済:月々約9万円 34年ローン

――46歳のときに購入というと、一般的には遅めの決断なのでしょうか。

岡本「ローンを組むのにはギリギリの年齢といわれますね。34年ローンを繰り上げせずに返したら、80歳になってしまいます。同年代にはもう住宅ローンを完済したという人もいるくらいですから、普通はもっと早くに買うのだと思います。住宅購入することを友だちに話したら、みんなにびっくりされたので『やっぱり遅かったかな~』と、正直焦りました。これからどんどん繰り上げ返済して、早く返さないと……」

――なぜ40代の半ばで住宅購入に踏み切ったのでしょうか。

岡本「特に強い気持ちはなく、不動産好きな友だちに話を聞くうちになんとなく、です。43歳までは杉並にある実家暮らしで、その後3年間ぐらい四谷でひとり暮らしをしました。ひとり暮らしに慣れてきたのと、友人の話に感化されたのもあって、だんだん不動産を買ってもいいかなという気になってきたんです」

――ローンを組むときはどんな感じでしたか? 前金などの自己資金は、どれくらいご用意されたのでしょうか。

岡本「正直、自己資金はあまりなかったんです。そのうえ年齢のことがハードルになるかと心配でしたが、ローンの審査はすんなり通りましたね。勤め先を確認した担当者から、『まったく問題ないですよ』と太鼓判を押されました」

――さすが年収900万円の一流企業。うらやましいです~。

岡本「世の平均に比べたら、たくさんお給料をいただいていると思います。でも実際は住宅ローンを支払ったり両親に仕送りをしたりすると、私自身がそんなに贅沢をできるわけではないですよ」

――なるほど。ご両親に仕送りなさっているんですね。

岡本「実家に住んでいたときから、お金は入れています。いまは両親とも元気ですが、今後病気になったり要介護状態になったりしたら、さらに出費もあるでしょう。『備えておかなければいけないね』と妹と話しています」

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