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「天引き」される私のお給料 「手取り(てどり)」しか見ない女から進化するための金銭感覚

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こんにちは。ファイナンシャルおねえさんこと、ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の川部紀子です。

お肌プリップリの新入社員の方にお金の話をする機会があると、必ず聞くことがあります。

「給料が15万だったとしても、振り込まれるお金はそれより少ないよね! なぜだと思う?」

毎年恒例の質問なのですが、ある時気が付いたのです。そもそも、差し引かれることすら学校では教わっていなかったことを!

というわけで、生き延びるために不可欠な「お給料」を少しだけ読解してみたいと思います。独身で40歳未満、ぎりぎり東京でも暮らせる「お給料15万円」の女性を想定していますが、今回は非常に基本的なお話ですので、このケースに該当しない人もぜひお読みください。

お給料を差し引く「天」の正体とは?

生活費は親のお金で、交際費のためにアルバイトをしていた学生時代は、お給料を「時給×時間」で計算していたと思います。でも、正社員や非正規雇用として働き始めると、時給制であれ月給制であれ、「何か」のお金が差し引かれる可能性が出てきます。

この、お給料が勝手に差し引かれる仕組みを「天引き(てんびき)」と言います。お金が差し引かれて減ってしまった金額が「手取り」です。

文字に注目してください。「天」ですよ! なんてオーバーな言葉なんだろう、と思いますが、結構的を射ている表現のような気もします。天という手の届かない何よりも高いところでお金が差し引かれてしまうわけですから、抵抗しても無駄。受け入れましょう。でもどうして天からお金を奪われているのか理由がわからないのは納得いかないですよね。

抵抗できない「天」の正体は法律です。あちらこちらで大人が国や社会に対して不平不満をぶちまけていますが、法律はそう簡単にコロッと変えられるものではありませんし、その法律が存在するのにはそれなりの理由があります。そして、この法律に従って、お勤め先は皆さんが働いたお給料からお金を天引きして、役所や国などに納めてくれているわけです。

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川部紀子

1973年北海道生まれ。ファイナンシャルプランナー(CFP® 1級FP技能士)・社会保険労務士。大手生命保険会社のセールスレディとして8年間勤務。その間、父ががんに罹り障害者の母を残し他界。親友3人といとこも他界。自身もがんの疑いで入院。母の介護認定を機に27歳にしてバリアフリーマンションを購入。生死とお金に翻弄される20代を過ごし、生きるためのお金と知識の必要性を痛感する。保険以外の知識も広めるべくFPとして30歳で起業。後に社労士資格も取得し、現在「FP・社労士事務所川部商店」代表。お金に関するキャリアは20年を超えた。セミナーに力を入れており講師依頼は年間約200回。受講者も3万人超。テレビ、ラジオ、新聞等メディア出演も多数。

twitter:@kawabenoriko

サイト:FP・社労士事務所 川部商店 川部紀子】

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