短気集中連載「イクレッスン」
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イクためには、彼を教育してテクを磨かせるのは、至難のワザ。それよりも自分の身体、相手の身体をよく知って、イクためのヒントを見つけたほうが手っ取り早い! ということで、短気集中連載2回目のヒントは“声”です。
あなたはセックスのとき、沈黙で励む派ですか? にぎやかなトーク派ですか?
わたしは沈黙派だったのですが、関西出身の友人は延々としゃべりたおすそうで、普段はどちらかというとMっぽい彼女が「お尻の穴、丸見えやんなぁ」などと彼氏に向かって言い放っているらしいのが、妙にエロくてうらやましくて、現在トーク派に移行中です。
そんな個人的な嗜好についてはどうでもいいのですが、セックスの最中は、しゃべりたおしたほうが、男女ともにイキやすくなるかもしれません。卑猥な言葉攻めが効果的だから、というのはもちろんありますが、人の「声」そのものが、どうやら性感帯を揺さぶるようなのです。
レッスン2:性感帯をビンビン振動させるには…
人間の皮膚には、「パチニ小体」という感覚受容器があります。これが多く分布しているのが、指先、唇、乳首、外性器など。毛根付近にも多いそうで、うなじやわきの下なんかにも分布しています。いわゆる「性感帯」と呼ばれる場所ですね。
このパチニ小体、200~250ヘルツの振動によってもっとも強く刺激され、性的な興奮を呼び起こすんだとか。人間の平均的な声の周波数は、男性が約60~500ヘルツ、女性は約120~800 ヘルツ。つまり、力まず、落ち着いて話をすれば、男女ともに声で互いの性感を刺激できるということになります。
例えば、ペニスの挿入中、女性は男性に低めの声でささやいてもらえば、アソコをペニスで、クリトリスや乳首やうなじを声で愛撫されていることになります。なんか複数プレイみたいですね。こんなに激しく愛撫されたら、イケる確率も高くなろうってもんです。
ただし、人間は緊張すればするほど、声のオクターブ(周波数)が上がってしまいます。男性は女性の高い声を好みますが(性的には“若さ”の象徴なので)、女性は男性の高い声に興ざめしがちなので、イケない女性は、セックスの最中、男性に“低め”の声でしゃべりたおしてもらうよう、お願いしてみましょう。
(きづき桃)
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