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オナニーの仕方って人から習うものなの? 人の数だけあるオナニースタイル

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オナニーの正解、不正解って? Photo by Felipe Venâncio from Flickr

 いつのころからか、女性向けにAVを作っているメーカーさん各社から「ハウツー・オナニーを教える作品は常に需要がある」と聞くようになりました。……オナニーの仕方って誰かから習わないといけないものなの? 成長過程のなかで自然に身につくものなのでは? と思った私が浅はかだったようです。表立って語られることはないけれど、「私のオナニー、間違っているのかも」「オナニーでもイケない」と悩む女性は少なくないそう。ゆえに「正解」を求めて、ハウツー・オナニーを勉強する人たちがいるのですね。

 オナニーに間違いも正解もない……と、いいたいところですが、「気持ちよくない」「イケない」のなら、その方法を検討する必要はありそうです。オナニーは気持ちよくなるためのもの。自分ひとりで自由にイクためのもの。自律神経が整うとか、よく眠れるとか、自己肯定感が高まるとか、オナニーに意味をいろいろ見出す説もありますが(先週紹介した子宮系女子たちだと「宇宙とつながる」とかね)、それらは副次的なもの。オナニーの目的はあくまで自分の身体に快感を与えることだし、第一、気持ちよくいオナニーで自己肯定感もへったくれもないでしょう。

 では「間違ったオナニー」というのはあるのでしょうか?

意外とマジメなオナニースタイル本

 ここに、『女のコのひとりエッチ完全マニュアル』(由良橋 勢著、笠倉出版)という電子書籍があります。ベーシック系、ダイナミック系、ギミック系、マニアック系と4ジャンルに分けた全48種のオナニースタイルが紹介されています。

「女性のオナニーってイイよな」という男性の覗き見趣味的な本だと思って手に取ったのですが、さにあらず。ツッコミどころは多いんですけどね! でも、たとえば基本中の基本〈クリいじり〉の解説からして大マジメ。指でクリを刺激する方法が、イラストを交えながら、ご丁寧に3段階にわたって説明されています。おおまかにまとめると、

段階1
クリトリス包皮のむき方(陰裂の上端の皮膚を指先で恥骨に押さえつけながら、へそ側にぐいっと引っ張るようにしてずらす)

段階2
クリトリスを潤わせる(濡れていれば分泌液で、濡れていないならローションで)

段階3
クリトリスを刺激する(指の腹で「の」の字を書くようにクルクル撫でる、表面をスーッと直線的に撫でる、頂上をピトピトとごく軽い力で叩くなど)

と、しごく真っ当。その次のステップが「皮つるみ」なので何かと思って読んでみれば、単に包皮をむかずにクリ刺激するだけのことでした。まるで四十八手のような大仰なネーミングです。

 全48種のオナニースタイルのうち、私がアウトだと思うものは、主に2種類のタイプに分けられます。

 ●不衛生なもの
 ●男性のファンタジーを押し付けられたもの

 前者に相当するのは、「経血ローション」や「ゴールデンシャワー」。生理のときの血を小完全体に塗りたくってローション代わりにするのも、自分の尿にまみれてオナニーするのも衛生的ではありません。ほかにも「エネマ洗浄(浣腸のこと!)」「尿道挿入」は、もしやりたい人がいたとしても、一度プロの指導を仰いだほうがいいでしょう。

 究極は「触手這いずり」です。北斎の春画「蛸と海女」を見てもわかるように、日本人はほんとに触手が好きですね。私も性的ファンタジーとして見るぶんにはわりと好きなのですが、「ドジョウをコンドームに閉じ込めて膣内に挿れ、中で暴れるのを刺激とする」とか、ありえないから! こんなネタにマジレスするほうが負けなんでしょうけど、こういう発想って、女性にもドジョウにも失礼すぎて、私は笑えないんですよ。

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桃子

オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

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