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女性議員の比率はたったの2割。女性議員比率をあらかじめ決めるクオータ制の可能性

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Photo by russell davies from Flickr

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前回前々回は7月10日の参議院選挙に向けて、主要政党である自民党、民進党、共産党の女性比例代表候補者を紹介しました。なお公明党は女性比例代表候補者がいなかったために紹介していません。

先日行われた参議院選挙で当選した議員を含めた、参議院全体に占める女性参議院議員比率の集計結果はまだ発表されていません。一方、毎日新聞によれば、今回の参院選では、女性候補96人のうち28人が当選。これは戦後最多であり、改選121議席に占める割合は23.1%となったそうです。

ちなみに、4大政党の比例区・選挙区をあわせた、当選議員の女性比率は以下のようになっています。

自民党
選挙区37議席うち女性5名
比例区19議席うち女性5名
トータル56議席うち女性10名で女性比率17.86%

公明党
選挙区7議席うち女性3名
比例区7議席うち女性0名
トータル14議席うち女性3名で女性比率21.42%

民進党
選挙区24議席うち女性8名
比例区11議席うち女性1名
トータル35議席うち女性9名で女性比率25.71%

共産党
選挙区1名うち女性0名
比例区5名うち女性2名
トータル6議席うち女性2名 で女性比率33.33%

全体的に女性比率が低い状況ですが、なかでも自民党は20%を切っています。候補者数にしめる女性の数そのものは他の政党と比べて少なくはなかったのに、結果として女性比率が下がるのは、自民党支持層の傾向として興味深いものがあります。

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古谷有希子

ジョージメイソン大学社会学研究科 博士課程。東京大学社会科学研究所 客員研究員。大学院修了後、ビジネスコーチとして日本でマネジメントコンサルティングに従事したのち、渡米。公共政策大学院、シンクタンクでのインターンなどを経て、現在は日本・アメリカで高校生・若者の就職問題の研究に従事する傍ら、NPOへのアドバイザリーも行う。社会政策、教育政策、教育のグローバリゼーションを専門とする。

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