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能年玲奈を子供扱いし庇護する阿川佐和子と「文春」にがっかり

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能年玲奈

そして今夜はホットロード。(画像:能年玲奈ヤプログより)

 昨年から事務所トラブルが勃発し、芸能活動休止を余儀なくされていた能年玲奈(23)が、「のん」に改名して再出発することが発表された。6月でそれまで所属していた芸能事務所・レプロエンタテインメントとの契約が切れるといわれていた能年。本日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で対談コーナー「阿川佐和子のこの人に会いたい」にも登場し、芸能活動復帰を宣言している。

 能年の独立騒動が持ち上がったときから一貫して彼女の味方という姿勢を貫いてきた「文春」は、現在、レプロと係争中だ。能年および能年を支える魅力開発トレーナー・滝沢充子氏寄りの記事で、レプロの能年マネジメントが杜撰であったことや能年が薄給で苦しんだことなどを報じた「文春」に対して、レプロは「事実無根」だと訴えたのである。しかし「文春」はどこまでも強気で、今回の対談でも阿川に「資料によると、『あまちゃん』の撮影の時は選択する時間もないし、給料も月に五万円でお金がなかったって話が」と話を振らせている。この“資料”自体、「文春」の記事だろう。

 それに能年がどう応えたかというと、「きゃー恥ずかしい! 財布の中に一円玉しか入ってない時がありました。洗濯が間に合わないから、明日着ていく下着もないような時がありました(後略)」。つまり、レプロが「事実無根」として裁判沙汰にした部分を、能年本人が嬉々として肯定したのである。これは、能年が契約満了で「円満退社」出来たのではなく、レプロと決裂したまま強引に再始動したことを示している。だからこそ芸名をわざわざ「のん」に変更したのだ。ともすれば、次回のレプロvs文春の法廷に、証人として能年が立つこともあり得るのかもしれない。

 強硬手段を取ること自体、悪いとは思わない。しかし「文春」の阿川対談はあまりにも予定調和、言ってみれば茶番じみていて、読んでいて気分の良いものではなかった。つまり、ここに能年の本音はないように思えたのだ。それこそ、読者や能年のファンに向けてでなく、係争中であるレプロに向けて放たれたものだったのではないだろうか。当たり前だが、能年側に都合のよくないことは一切触れず、レプロと揉めるきっかけになったイラストなどを管理するための個人事務所設立については一言もない。

 阿川は冒頭、レプロとの契約が終了した能年を「ほんと良かったねえ、パチパチパチ」と迎え、一貫して「前事務所は悪」の立場でトークを進めている。前出の薄給・洗濯問題について能年が説明すると「エーッ! NHKの朝ドラのヒロインだよ! 普通は事務所が万全のケアをするもんなんじゃないの!?」と相槌。能年が『あまちゃん』出演後に演技の仕事をあまり“させてもらえなかった”ことについても、阿川は「仮に私が能年さんをマネージメントする立場だったら、『あまちゃん』で大ブレイクしたわけだから、もっとバンバン仕事を入れちゃうけどねぇ」と前事務所の無能ぶりを皮肉る。能年はあくまでも“被害者”だということで対談が進み、しまいには阿川は涙ぐんで「あなた、その歳で人間出来すぎだぞ」と能年を称賛し、激励している。うーん、しらける。阿川は、【聞く力】のプロであるならば、このような表面的な言葉やお涙頂戴に終始しない、能年の空白期間の思いを「聞く」べきだったのではないか。また、能年はすでに23歳と立派な大人の年齢であるが、阿川が彼女を子供扱いしていることも気にかかった。まるで親戚のおばさんと幼い姪っ子のようなのである。

 さておき、能年は今後、女優としてだけでなく、イラストを描き絵本を出版したり、音楽活動(小中学生時代はバンドを組んでいた)をはじめたりと、新たな分野でも活動していきたいと述べている。彼女には、大手芸能事務所でガチガチにキャラを固められ、プロの清純派女優としての仮面を被る仕事よりも、インディーズでも自分が納得いく仕事をしていくほうが性に合っているだろう。「のん」という新たな名前で、自由な人生をスタートさせてほしいと思う。

(清水美早紀)

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