私はピルを飲んでいる時期以外は経血量が多く、生理痛もかなり強く出ます。そうした大きな苦痛に意識を奪われがちですが、蒸れる、肌がチリチリするなど下半身の不快感も目白押しです。これを我慢するのはイヤ。生理中の深い感をまるで女の業のように背負い込む方もいますが、私はそれをできるだけ排除したい派です。いうまでもなく精神論ではどうにもならないので、使えるモノは最大限利用します。以下ご紹介するのは、私にとっての生理時期の必需品であり、強い味方となってくれるモノたち。
生理中の損失は少なくしたい
◎生理用品
ナプキンの銘柄にこだわりはありませんが、やたらデカいサイズのナプキンはかさばるので苦手です。なので、多いときはタンポン+ふつうサイズのナプキン。タンポンはフィンガータイプがいいのですが、いまでは「エルディ」以外、このタイプを見かけません。ドラッグストア見つけたときは、買いだめしておきます。
◎デリケートゾーンソープ
生理中の粘膜はなんだか過敏になっている、けどジャバジャバ洗いたい! というときに専用ソープは必須です(ふだんから使っていますが、特に)。こんなときに洗浄力が強くて粘膜のphバランスが崩れるようなもので洗ってしまったら、ヒリヒリするわ、粘膜の防衛機能が落ちるわで、あっという間に炎症を起こしてしまいそうです。「サマーズイブ」と、固形石けんの「ラブエル」を気分によって使い分けています。
◎デリケートゾーンシート
これも常に携帯していますが、特にありがたみを感じるのは生理中! 外出先でも経血や汗をきれいに拭えて、蒸れを解消。その後に新しいナプキンを着けたときの感覚は、実に爽快です。においが気になる人は、特に使ったほうがいいでしょう。使用後はそのままトイレに流せるので楽チンです。愛用しているのは、ドラッグストアで手軽に買える「ソフィ デリケートウェットシート」。
◎デリケートゾーン用ローション
生理中は肌が過敏になりますが、デリケートゾーンもその例にもれず。下着との境界線が特にチリチリとして不快感MAX……。デリケートゾーンも常日ごろからケアしておけばこうはならないのかもしれませんが、モノグサな私は生理時期になって「ああ、また!」となって慌てて、「TENGA LOVERS CARE」を手に取るのです。
◎鎮痛剤
これはもう手放せません。小学生のときからずっと同じ薬を飲んでいます。かなり強いもの、「痛くなる前に飲む」が信条。生理痛を我慢すると、痛みが卵巣に悪い作用を及ぼすといいます。いま思えば、私がかつて患った婦人科病もそれと無関係ではなかった……だから、痛みは1分でも我慢したくありません。というより、生理以外でも痛みはイヤ。耐えるのは、脱毛だけでいいです。
◎ビデ(膣内洗浄)
あまり頻繁に使うと膣内の常在菌を殺すことになるといいますが、生理の終わりかけのころにさっと使うと、非常に快適です。血液のカスがみたいなのがダラダラ出て、おりものシートをいつまでも外せない……というのは御免です。特にそんな微妙な時期にセックスの予定があったりすると、使わずにはいられません。シーツを血で汚したくないですもん。これは特に銘柄にはこだわっていません。
……以上が私の生理時マストアイテム。多いよ! そんなにお金かけられないよ! という人もいるかもしれません。でも私にとっては生理で心身のパフォーマンスが低下して、仕事に影響を与えるほうがよほど損失です。この時期は無理をせず、早く帰って心静かに過ごしたり、たくさん睡眠をとったりといったケアも当然します。でもいくら寝たところで痛いものは痛いし、皮膚のチリチリは治まらない。蒸れも解消できない。「自分を労る」には、ただ休むだけでは不十分。こうしたすでにあるツールをうまく利用して初めて労れるものもあるのではないでしょうか。
愚痴やボヤキじゃない生理トーク、身近な女性としてみませんか? いまのツラさを解消できるヒントをもらえるかもしれませんよ?
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