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「托卵」を疑われる妻たち。「オレに似てない」子のDNA検査を迫る夫トピ

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Photo by soapydishwater from Flickr

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 夫以外の子供を身ごもりながらも夫の子供として産み育てる「托卵女子」。messyでも先日、別記事で取り上げられていたのでご存知の方も多いだろう。小町にも托卵絡みのトピが上がっている。だがそれは実際には「托卵女子」ではなく、夫にそう疑われた女たちの怒りのトピであった。

「息子を浮気の子供疑いDNA鑑定した旦那が許せない、離婚したい」

 トピ主(27歳・女性)は共働き主婦、夫はバツイチの37歳。前妻との間に子供ができにくいことが原因で離婚をした。これをトピ主は聞いていたので、不妊の検査をしようと夫婦で言っていた矢先に、妊娠が判明した。正真正銘夫との子に間違いないという。しかし夫は疑心暗鬼に陥ってしまったようで、「息子が生まれてから自分に似てない、浮気の子供じゃないかとしつこく言ってくるようになりました。浮気の子なんかじゃないと言っても聞きません。DNA鑑定まで要求されました」。

 最終的にトピ主も同意してDNA鑑定検査を受け、当然ながら「間違いなく夫との子である」と証明された。疑いは晴れて一件落着といきたいところだが、疑われた妻の気持ちはもう元には戻らない。

「土下座して旦那は謝りましたが、はらわたが煮え繰り返る思いです。私は正社員だし、そこそこの稼ぎはあるので実家援助があればシングルで暮らしていけます。離婚したいと思うようになりました。
なんだろうあんだけ似てない似てないと疑っていたのにこの手の平返し、疑われていたと思うだけで一緒にいるのが苦痛です。浮気の事実はないし、疑われるようなこともしてないし1歳過ぎると旦那に良く似てきました。しかしもう顔をみるとあのことを思い出すので別れたいです」

 トピ主はこの一件から離婚に気持ちが傾いているのだが実母や友人からは「我慢したら?」「我慢が足りない」などと言われてしまう。自分は我慢が足りない妻なのか? という相談だ。

 まあ……夫の心に疑いの気持ちが芽生えてしまったことは仕方がないとして、夫の切り出し方ひとつでトピ主の受け止め方は変わっていたかもしれない。どうしても不安な気持ちを拭えないんだ、と真剣に相談されればまだ聞く耳も持てるが「子供が似てない、浮気したんだろう」などと決めつけた態度を取ってDNA鑑定に持ち込んだ夫の態度は、潔白の妻としては到底納得できるものではないだろう。っていうか人を疑うくらいなんだから夫が浮気してたとか? といった疑問も湧いてしまう。はらわたが煮えくり返る思いを抱えたまま、同居して子を育てながら共同生活を送るのはしんどいものだ。

 さて、コメントを見てみると、男性からの意見もあり参考になる。また、夫の気持ちも理解して今回は水に流すべし、という意見が多々ある。

「自分の子どもであるかないかについては、男女で大きな情報差があります。なので、『DNA鑑定して安心したい』という男性側の要求に対しては素直に応じて欲しいというのが男性としての希望です」

 なるほど。しかし「ただ、それは飽くまで夫が自分の子どもであるという肯定的な感情をベースにして、『確認する』というスタンスが前提。旦那さんのような、最初から疑うことを前提にした態度はいただけないし、愛情が冷めてしまっても致し方ないかな」うんうん。本当にそう思う。

「土下座して謝って、手のひらかえしたように変わったのなら反省しているのだろうから、妻としてどーんと構えていて下さい。10も年上でバツイチの旦那がひれ伏すなんて素敵。子どもさんにも失礼なことしちゃいましたよね。一生消えない汚点です。旦那も旦那実家も一生あなたに頭が上がらないでしょう」

 確かに、これを切り札に義実家にも強く出られると考えれば……。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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