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子供が老親に仕送りするのは「当然の義務」? 仕送りクレクレトピ主たち

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Photo by ChiLam Ly from Flickr

  事情があって、まだまだ働ける年齢の親が働けなくなったら。親の貯蓄や年金受給額が少なく生活がままならなくなったら……。老親からの仕送り要請は、働き盛りの30~40代に突如やってくる。小町では、「娘・息子から仕送りを受け取る50代の母親」がこんなトピを立てていた。

「娘に、『私の仕送りを無駄遣いしないで』と泣かれました」

 トピ主(しづ子さん・50代)は一人暮らしのパート勤め。夫は離婚後すでに亡くなっている。息子と娘はそれぞれ結婚して近県に居住。トピ主は現在、家賃7万円のマンション(2LDK)に住んでいるが、体調を崩して正社員からパートになり、月収が10~12万に下がったことで家賃の支払いが苦しくなり、息子と娘が3万5千円ずつ払ってくれることになったという。その仕送りは今年で6年目になる。

 先日、娘に食べ物を送ったところ、「私の仕送りを無駄遣いしないで」と言われたトピ主。娘はたくさんの不満を溜め込んでいたようだ。

・生ものをサプライズで送られても迷惑。賞味期限が短く食べきれず、そもそもあれは好きじゃないと何度も言ってる。
・しょっちゅう何か送ってくるが、そんな余裕があるなら現金を返して。
・本来母さんが払うべき家賃を、母さんの収入で足りないから子供が払ってる。だから母さんの収入と仕送りを足した額から家賃と生活費を引いて、余ったとしたらそのお金は兄と私のものだ。母さんの貯金ではない。勘違いするな。
・20代で結婚してから6年、もう仕送りがつらい。親から援助してほしいとは言わない、親へ援助しなくていい暮らしがしたい。

 これを聞いたトピ主は反省。

「私は勘違いしていました。家賃がかからず、生活費だけなら私の少ない収入でも余裕で、なので貯金もできてるし、娘や孫に何か買ってあげようと。何かと贈り物をしていました。娘は、自分の仕送りで嫌いなものを送られたくない、ならそのお金で自分の好きなものを買いたいと言いました。娘の言う通りです。本当に勘違いしていました。恥ずかしい」

 どうしたら娘に許してもらえるか、という相談だ。

 まあ確かに頻繁に色々なものを、しかもまったくこちらが望んでないものを送って来られたりしたら「これを買う金があるなら仕送りいらないんじゃないか?」とモヤモヤするのも無理はない。というか「家賃がかからない」と思い込んで、金に余裕があるつもりになっちゃっていたなんて、ちょっとアホすぎるんじゃないだろうか……。

 コメントの大半は「食べ物を買って送るお金があるのなら、子供からもらうお金を来月から減らしましょうよ」というニュアンスだ。そして、もう少し家賃の安いところに引っ越すように、とのアドバイスが多数。またそれとは別に「仕送り関係なしに生ものは送る時に気を使わないと…相手に迷惑でしょ。きちんと○日に届くから~と了解得てからにしないと。そして賞味期限が短いから食べきれないというのなら送らない事です。好きじゃないと言われてる物ならいりません」と、生ものを送るときの基本的なマナーまで指摘されている。まあ……なんか贈り物の押しつけじみた行動から、トピ主はわりと面倒な性格なのかもしれないという予感も漂う。

 序盤のトピ主レスでは反省を見せたトピ主。

「娘への贈り物ですが、娘はショートケーキが好きなのですが、それでケーキ全般が好きだと勘違いし、パウンドケーキを送っていました。何度かそれは嫌いだと言われましたが記憶が更新されず、お恥ずかしいです。息子と娘に話を聞いたところ、娘は何度か息子に仕送りが辛いと相談していたそうです。しかし息子から、『その程度の仕送りもできないとは、親孝行をしない冷たい娘だ』と叱られていたと。だから手取り15万の中からずっと送り続けていたんだと。やりたい習い事も勉強も、欲しいものもたくさんあったと。月に3万5千円あればいろんなことができたと。娘には心から謝罪し、今後は娘からは仕送りを受け取らないことになりました。(中略)子供に甘え続けず、また正社員を目指し、無駄遣いはせず、自活できるよう努めます」

 とりあえず良かった良かった。にしても、トピ主息子は妹よりも10歳年上という立場ながら、手取り15万円の妹に自分と同じ金額の仕送りを払わせていたとはちょっと気遣いがない気もする。さて、トピ主レスで謝罪とお礼を書き込んでいたので一旦終わりかと思いきや、その後の報告が書き込まれた。娘から電話があり「不満をずっと言わずに溜め込んでいて、今回ついにそれを口にしたことで、悔しさが溢れて止まらない」と、泣きながら以下のようなことを言われたのだという。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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