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「精神病を温泉や水素水で治したい」と思う心理の裏に、古くからの信仰あり

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大和彩

病気なりに、健康に暮らす。

プロジェクトYSJ 出張報告書【12】

 先日発足した「プロジェクトYSJ(夢子に精神科を受診させる)」の続きですうつ。これまでの報告については、こちらをご覧いただきたいうつ。

 精神科の受診はなんだか気が重いけど、水素水は積極的に飲んだり、うつに効くお祓いや温泉があれば行きたいという夢子。なぜ夢子がそのように思うのか、その原因について探っているうつ。

うつりん「なぜ夢子が精神科はイヤだけど、水素水や温泉に対してはいいイメージをもっていて、それなら効くと思っているか、うつりん、理由がわかるうつよ。夢子はもともとうつをお祓いでどうにかしたい、と思っていたうつね」

夢子「うん、精神科の病院よりお祓いに行くほうが自分のなかでは受け入れやすいよね」

うつりん「夢子がやりたがってる祓(はらえ)では、よく水が使われるうつ。神社に参拝する前に手水(ちょうず)で両手と口を清めるうつでしょ。あれも祓(はらえ)を行って、心身の『穢(けがれ)』を清めているんだうつよ」※1

水の不思議なパワーを信じていた

夢子「おお! 単に手洗い・うがいのようなものかと思ってたけど、穢を清めていたのかぁ~! なっとく」

うつりん「前回話したように古今東西で精神病治療に水を利用してきた歴史があるし、日本では昔から水行や滝治療、温泉治療が盛んだうつ。それ以前に、『水』そのものに対する信仰は、世界中にあるうつ。水は生きていくのに欠かせないものだから、水にある種の『霊力』や『治癒力』を期待する『水信仰』とともに、人間は生きてきたんだうつ。簡単にいうと『なにかしら神様が起こす奇跡のような不思議な癒しのパワーが水にはあるんじゃないかな~』というのは世界中の人たちが大昔から期待しつづけてきたことで、その期待は現代人にも残っているうつ。」※2

夢子「フランスのルルドの泉から汲んだ水はどんな病気でも治してくれるっていうもんねぇ」

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大和彩

米国の大学と美大を卒業後、日本で会社員に。しかし会社の倒産やリストラなどで次々職を失い貧困に陥いる。その状況をリアルタイムで発信したブログがきっかけとなり2013年6月より「messy」にて執筆活動を始める。著書『失職女子。 ~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで(WAVE出版)』。現在はうつ、子宮内膜症、腫瘍、腰痛など闘病中。好きな食べ物は、熱いお茶。

『失職女子。 ~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで(WAVE出版)』

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