2014年から開始した本連載ですが、スタート当初はTVに出演するLGBTの方は、はるな愛さんやKABA.ちゃんなどG(ゲイ)やT(トランスジェンダー)の方が多く、渋谷区のパートナー条例が成立した際にL(レズビアン)の方が取り上げられるようになりました。それでも、まだまだ露出の少なかったB(バイセクシュアル)。
しかし、最近では、メイプル超合金・カズレーザーさんが「古風なバイセクシャルです」「バイセクシャルの神です」などとサラッとバイセクシャルのカミングアウト。さらに2016年のリオ五輪には、LGBTをカミングアウトしている選手が過去最多の40人以上が出場し、同性カップル4組による公開プロポーズも話題になりました♡
そこで今回は、私自身の性的指向である「バイセクシャル」について主観も交えてご説明したいと思います。
バイセクシャルとは?
バイセクシャルは単性愛(異性だけ、同性だけが対象)ではなく両性愛(異性も同性も対象)。ゆえに、例えば私だったら、レズビアンの彼女ができることもあるし、男性の彼氏が出来ることもあるし、バイセクシャルの男女と付き合う可能性もある、という多様性のあるセクシャルです。
その結果、「付き合ってたバイの彼女が男性と結婚してしまった」なんてことも……。実際に私もレズビアンの彼女がいた時には、男性との出会いをすごく心配されていました。時に、「単なるヤリマン、ヤリチンの成れの果てなのではないか?」と思われることがあったりと、セクシャルマイノリティ内でも批判の対象になる場合も少なくありません。
ちなみにバイセクシャルの多くは、同性と付き合っている時はレズビアンでありゲイ、異性と付き合っている時はストレートとして生活します(浮気をしていたら別ですが……)。さまざまなパターンがあるため、おネエタレントさんのように女言葉を使うわけでもなく、女性が「僕」「俺」という一人称を使うわけでもなく、自分の生まれた性のままニュートラルな状態の人が多い気がします。
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