女性を車内に残し、ひとり車から降りてインタビューに応じた川谷だったが、まだ恋人関係ではなく友人の段階であることを強調。しかし「この時間に自分のマンションに女性を呼ぶということは一緒にお泊りするということですよね」と追及を受けると「そうですね」と認め、「実際にリアルに、まだ彼女とはそこまで進んでないです」とコメント。まさにこの直後、「そこまで進む」予定だった様子である。
それにしても、騒動のダメージを完全払拭したかのような溌剌とした笑顔の川谷。一連の不倫劇を単独報道した「週刊文春」(文藝春秋)には、昨年~今年にかけて川谷とベッキーがやりとりした濃密な恋愛感情だだ漏れのLINEメッセージが多数掲載されていた。川谷は「何もない時にエリちゃん(※ベッキーの本名)と出会えてたら良かったのになとか考えちゃう」「神様は割と試練を与えたがる」と浸りきっていたし、第一報が出てしまってからもベッキーから川谷へ「いっぱい電話しよう」、川谷からベッキーへ「遠恋だと思って過ごす」と恋心は熱いまま。だが、ベッキー本人が『金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)で中居正広に語ったところによれば、川谷の妻が取材に応じた「文春」記事を読んで初めて「奥さんを傷つけてしまった」ことに気付いてから、連絡は一切絶っているとのことだった。
一時はあれだけ盛り上がっていた2人。離婚も無事成立した今、水面下で愛を温めていてもおかしくなかったが、川谷はベッキーとはもう会っていないことを前置きしたうえで、記者に「ベッキーさんには申し訳ないことをした。世間を騒がせたこともお詫びしたいです」と話して、タクシーから降りた女性と共にマンションへと帰って行ったという。直撃取材を受けたからといって、この夜のお泊りのスケジュールを変更することはなかったようだ。
しかしこの川谷の新たな恋愛事情は、ベッキーへの同情を買うのに一役買っている。仕事で築いた実績を失い、とりあえず芸能界には復帰したものの、レギュラー番組はBSスカパー!の1本のみとなったベッキー。遅くとも年末年始の特番シーズンには何らかのかたちで本格復帰にこぎつけたいはずだ。ひょっとすると今回の川谷熱愛報道は、ベッキーへの同情機運を高めるべく双方の所属事務所が仕掛けた「手打ち」なのではないか。川谷が取材に対応したのは、再び自分に非難の矛先を向けることで世間様のベッキー批判が止むことを想定してのことだったかもしれない。不倫両成敗、だとしても、ベッキーという“商品”につけられた傷はあまりに大きすぎた。
(エリザベス松本)
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