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なぜ多くの日本人は「精神病院は恐い」「薬漬けにされる」と思っているの?

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大和彩

病気なりに、健康に暮らす。

プロジェクトYSJ 出張報告書【15】

 先日発足した「プロジェクトYSJ(夢子に精神科を受診させる)」の続きですうつ。これまでの報告については、こちらをご覧いただきたいうつ。なぜ精神科の受診はハードルが高いのか? なぜ自分がうつだと認めるのはむずかしいのか? に、いよいよ迫っていくうつ!

うつりん「話がそれちゃったうつ! 話を灌瀧(=かんろう、滝治療のこと)や精神科受診に戻すうつ」

夢子「私の場合ね、滝を浴びるのは、林間学校に行くみたいなのかなって想像がつくしさぁ、なんとなく親しみを感じるのね。それに比べて精神科の病院って、いままで行ったことないから想像もつかないうえに、怖いイメージがあるんだよね。『精神病院に行っても薬漬けにされるだけで病気は治らない』ってよく聞くし、手かせ・足かせされて、監禁されるんじゃないの? みたいに思っちゃうんだけど……あっごめん、まさか病院で手かせ・足かせ・監禁なんてあるわけないよね!」

精神病院の負イメージはどこから来る?

現代にも残る「明治時代の精神病院の負のイメージ」その①
手かせ・足かせ・監禁

うつりん「日本で初めて精神病院ができた明治時代には、手かせ・足かせがあったうつ」

夢子「って、あったんかーい!」

うつりん「日本で二番目にできた公立精神病院である東京府癲狂(てんきょう)院(現・東京都立松沢病院)が設立されたのは1879年(明治12年)うつ。そこでは手かせ足かせを使って患者を拘束したり監禁したりは当たり前だったそううつ。『治療なき監禁』みたいな状況で、看護人に医療の知識はなく、患者は虐待され監禁されたまま食事も与えられず、餓死させられる者もいたそううつ」

夢子「病院に入ったほうが具合が悪くなりそうじゃん!」

うつりん「昔の病院は残念ながらそうだったみたいうつ~。そのせいで明治時代に『精神病院は恐ろしいところだし、行っても薬漬けにされるだけで病気は治らない』というイメージが広まって、現代日本にも根付いたままなんじゃないかと、うつりんは思うんだうつよねぇ。明治って、けっこう最近のことうつだし。だけど病院は時代とともに改善されていくうつ。東京府立癲狂院は1889年(明治22年)に東京府立巣鴨病院に改称され、院長の呉秀三(くれ しゅうぞう、1868-1932年)によってたくさんの改革がされたうつ」

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