これを見るかぎり、スタッフが意図的に和気あいあいとした様子だけを編集しているとは考えにくいだろう。香取については木村の名前を聞くだけでパニック、過呼吸になるという報道まであったが、「慎吾が背筋マシーンやってるの見て木村くんめっちゃ笑ってるじゃん! 不仲じゃないってバレちゃうね!」「これのどこが過呼吸症候群?」と安心するファンの書き込みがweb上で共有されている。また、香取と木村の仲が相当険悪だと報道されてきたことに対しても、「もしかして噂されてるほど仲悪くないんじゃ……?」と疑問を持つファンが多く出ている。
なお、『スマスマ』の編集に関しては、3月の放送で「BISTRO SMAP」のコーナーに唐突に街頭インタビューが数分にわたって流されたことで、「スタッフがメンバー同士の絡みを映さないようにしてるのでは?」という憶測も出ていた。そのため、今回の放送に「全然変な編集がない! スタッフも吹っ切れたのかな」と反応しているファンも。
解散発表以来、『スマスマ』の代わりに木村だけがロケに臨んだ7月25日の『SMAP×SMAP PRESENTS 木村拓哉先輩、ついて来てもらっていいですか?』など、一部メンバーだけが登場する特別編の放送や、特番で放送休止になることもたびたび。それだけに昔の雰囲気が戻ったかのような最近の放送を喜ぶファンは多い。メディアで取り沙汰される不仲説に不信感を持ち、番組で絡むメンバーたちに「みんな楽しそうだし安心して見られる」と安堵しているのだ。
ただ真相はわからない。相変わらず<SMAPメンバー不仲説>は、彼らを論じるあらゆるメディアでも固定されているからだ。「週刊文春」(文藝春秋)が『SMAPを潰した“ジャニーズの女帝”メリー副社長の正体』という緊急連載をスタートしたが、発売中の号では5日放送の『スマスマ』について、放送では笑顔あふれる進行だったものの現場は「かつてないほどの緊張感に包まれ」、「終始殺伐とした雰囲気」「実際にはメンバー一人ひとりに警備員が付く物々しい現場」「誰ひとり私語を交わさず、カメラが止まるたびにスタジオが水を打ったように静まり返った」……とある。8月24日の収録にゲストとして参加したベイカー茉秋、そして橋下徹はその空気を感じていたのだろうか。
いずれにしろ、解散という決定以上に、ファンが心を痛めているのは、まさにこの「メンバー関係がこじれてしまった」という部分だ。せめて年内いっぱい続く『スマスマ』でだけは、メンバー全員に笑顔を見せていてほしい。
(ゼップ)
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