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自然派ママは「社会が求める母親像」への過剰適応? 母性の証としての不便や不自由

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Photo by U.S. Department of Agriculture from Flickr

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  筆者も子を産んではや数年。色々な場所でよそのお母さんと出会う機会を経てきたが、その中にはいわゆる“自然派ママ”もいて、ケミカルな商品に嫌悪感を抱いてたりもする。トラブルを避けるため、布ナプキン、布おむつを使っているママさんとの会話には、注意を払うようになった。

 自然派ママと一括りにしたが、段階的なもので、「レトルトの離乳食を使うけど、オーガニック製品を選ぶようにしている」的な人から、子への予防接種や投薬を悪と捉え、謎めいた民間療法に走るハードコアまで様々だ。先日、「自然派ママの新常識『火傷はあたためる☆』」というブログ記事が物議を醸した。これは「火傷をしても冷やすのではなく温めれば治る」という何のエビデンスにも基づかない謎主張だ。案の定叩かれまくりで、Twitterでは絶対に真似しないように啓蒙するツイートも多く見られた。小町でもこうした自然派ママとの接し方に関する相談があるので紹介したい。

 「健康思考のママ友へ・・・ごめんなさい」

  トピ主(女性・既婚)のママ友(Aさんとする)で、ものすごく健康志向の人がいるという。子どもには、ジュースは飲ませない、ジャンクフードを食べさせない、添加物にうるさく無添加、無農薬野菜を食べている。うん、このレベルなら普通にお目にかかる。しかし「自宅でそうするのは自由なのですが、ママ友との集まりにも強要」するのだという。これはちょっとやっかいだ。

「ポテチを出すと『体に悪いから』と手作りの大学芋(甘味ははちみつや黒糖)を持参して、すすめてきます。子どもたちにも、『体に悪いからね』といってポテチを食べさせません。ランチ会も、ママ友指定の、薬膳かそばとかになります」

 でもまあ、これくらいも、あることだ。トピ主も言っている。「まあ、大学芋も美味しいし、代金はいらないというし、薬膳も美味しいので、実害はないのですが」。しかし問題なのは、「だんだん、ママ友グループでそのママ友を避けるようになって」きたことである。毎回ランチ会で薬膳料理orそばの二択、ポテチを悪者呼ばわりされるのも確かにイヤだろうが……そしてとうとう、ある日のランチ会にはAさんを呼ばなかったという。なんとなくその場で、

「否定されているみたいでいや」

「ポテチ食べたいよね」

「普段の食事は気をつけてるし」

 などという話になり、次回からは、子どもを含めた遊びにも呼ばずフェードアウトしようということになった。このことについてトピ主は、Aさんを仲間はずれにしたような罪悪感を持っているのか、「ごめんなさい。あなたが悪いわけじゃないですが、ついていけないんです、私たちは。ほんと、ごめんね」と綴っているが、まあいわゆる愚痴トピだ。

 が、トピを立てたことで、これまでAさんとの付き合いで溜まっていた鬱憤をもっと吐き出したくなったのか、トピ主レスでも「これまでにもいろいろありました」と愚痴が止まらない。

 子ども同士がテーマパークのお土産を配ったとき、Aさんは「こういうのは体に悪いからいただかないことにしているの」と言って断り、子どもから取り上げた。

  •  バーベキューの時、Aさんが無農薬野菜などを持ち込みたいと主張し持参。差額を請求してきた。

  •  幼稚園の保護者会のとき「牛乳は飲ませないでください、できればほかの子にも、こんなもの飲ませられて子どもがかわいそうです」と発言。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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