当初、「週刊女性」の記事では20代前半の一般女性と書かれていた“miwa似美女”。「文春」によると、一般人ではなくタレントのほのか・りん(19)なのだという。ほのかは中学高校時代はローティーン女子向けファッション誌『ニコラ』(新潮社)のモデル(新垣結衣などを輩出した“ニコモ”である)として活躍し、ガールズバンド<コムシコムサ>でギターを担当するほか、女優としてドラマや舞台にも出演経験がある。現在はNHK Eテレの10代向け情報番組『Rの法則』にレギュラー出演中だ。
問題なのは、川谷との恋愛ではなく、彼女は未成年にも関わらず二年以上前(17歳頃から、ということになる)から六本木や西麻布にある会員制バーの常連で、酒好きという部分。加えてお金持ちの経営者や俳優、ミュージシャンの知り合いが多いことを、同番組の元出演者に暴露されている。「特にぶっとんでいてロックな子」だそうで、川谷と知り合った当初、ほのかには年上の彼氏がいてその男性と同棲中であったという。しかし川谷と三軒茶屋にあるバーで出会ったほのかは、彼氏には内緒でこっそりと連絡を取り合うように。ほどなく、8月末の「週女」の記事掲載のせいで二股交際が同棲彼氏にバレ、ほのかは同棲していた家を出て川谷と正式に付き合うことになったのだという。両所属事務所はふたりの交際を認め、ほのかサイドは現在ほのかが川谷と元妻が新婚時代に借りていたマンションに住んでいることも認めている。
ただ、バーでの飲酒疑惑について事務所は「(ほのかは)バーではお酒ではなく、ジュースを飲んでいた」とコメントしているようだ。しかし「週女」記事では、テキーラで泥酔・シャンパンで乾杯などバーでの振る舞いが詳細に書かれており、レギュラーであるEテレの継続出演は今後難しくなってくるかもしれない。
情熱的な恋愛を咎めるような野暮はしないが、週刊誌にマークされている川谷と交際するのだから、バレたときに自分にもいくらか影響があるかもしれないことを、彼女は覚悟していたのだろうか? たしかに今回の報道で<ほのかりん>という名前は検索急上昇ワードとなり、今後破局しても<ゲスの元カノ>として芸能界を渡り歩いていけるのかもしれないが、売名行為にしては伴う傷が大きすぎやしないか。ほのかにとってこの交際は吉と出るか凶と出るか……。ベッキーもそうであったが、川谷には「仕事なんてどうなってもいい!」と女性に思わせるほどのとてつもない魅力があるのか。
奇しくも本日、日本経済新聞社に掲載された一枚の広告が話題となっている。それは宝島社の企業広告で、「あたらしい服を、さがそう。」というキャッチコピーと共に、ベッキーが裸の背中をあらわにしているというもの。トレードマークだった長い黒髪ロングヘアを襟足までばっさりと切り、大胆なショートカットとなったベッキー。まさにこの広告のメッセージを体現していると言えるだろう。川谷は新しい恋を謳歌しているのだ。そろそろベッキーだって再スタートを切ってもいいはずだろう。不倫騒動以降、「川谷はベッキーと交際を続けたいがベッキーが拒絶している」と再三伝えられてきたが、ベッキーも失恋の痛みは同じだけ負っている。特に『金スマ』(TBS系)で中居正広に導かれて心境を告白した際の様子は、未練を感じさせるものだった。しかし卒論(離婚届)を出してわずか数カ月、元カレは19歳のマイナー若手タレントと半同棲でラブラブという残酷な現実は、その未練を成仏させるに十分すぎる。ぶりっ子の皮を脱いだあたらしいベッキーで再出発してほしいものである。
また、一見するとノーダメージに見える川谷への「気に食わない!」の大合唱は当面は止みそうにないのだが、飄々とした風情の川谷が、奔放で若いほのかに翻弄されてズタボロになったりしたら、そのときにこの“劇場”はようやく幕を下ろすのかもしれない。そしてほのかはあの“ゲス男”を手玉にとった魔性の女として、芸能界を賑わせるという斬新かつ華麗なステップアップを遂げる……なんて出来すぎだろうか。
(エリザベス松本)
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