「男性は女性と脳ミソの作りが違って、危機回避能力にすごく長けているんですよ」
「まずは、自分が悪くなくてもゴメンって言ってしまう」
と、アツく語り、西川先生から「男が(簡単に)謝っちゃダメでしょ~!」とツッコまれていた。すると西村は「心底(ゴメンって)言ってないから大丈夫ぅ……」と小声でつぶやいたあと、「だから(ゴメンは)枕詞って言ったでしょ、まず危機を回避してから(何が悪かったかを考えて)ほんとに僕が悪かったら(ちゃんと)謝る」と説明。作戦を立ててしっかり考えられた、服従夫なりの謝罪法なのであろうか……。
西村家では結婚当初は、西村が上に立ちたいという気持ちがあったためケンカが絶えなかったそうだが、元々アーティスト(妻)とそのファン(夫)として結婚したので、「(自分は妻に)結婚してもらってる立場なんで(弱いんです)」と吐露し、上に立つことを早々に諦めたそうである。だいぶ西村の方が年上なのに、勝負決まるの早かったんですねぇ~。
また西村家と八木家の新感覚ルールについての議題では、八木家のルールにスタジオ中が困惑してしまった。なんでも、「妻がドラマを見ている時には家に入れない」のだとか。出演者たちが不思議がると、八木は細かく説明してくれた。奥さんは二時間サスペンスドラマが好きだそうで、八木が仕事から帰宅する頃がドラマではちょうど犯人が分かるあたりでいいところだから、そういう時は「家に入って来ないで20分ぐらい外で時間を潰して来て欲しい」と言われているのだとか。ひょえ~! 自分の家なのに帰れない悲劇~!?
八木が家に帰るとガチャガチャといろんな音がうるさいから、奥さんはドラマに集中できなくなるらしいのだ。万が一、八木が家に入ってしまった場合は、音を立てないようにひっそりしているそうだ。一家の主なのに切な過ぎるじゃないですか……。北斗さんにも「アンタどんだけ(立場が)弱いんだよ!」と呆れられる始末。
さらに、別ルールでは奥さんがトイレに行く時は小の場合はいいが、大の場合は八木が家から出ないといけないらしい。なんだそれ~!? 意外過ぎる珍ルールにスタジオ中が大爆笑となっていた。
しかし、同じ服従夫である西村だけは違った。「なんか、それ、かわいくない?」。ムムムっ!? 「(トイレ中の)音とか聞かれたくないからでしょ? かわいいじゃ~ん♪」とニンマリして羨ましそうな表情を見せていた。いやいやいや~、付き合いたてのカップルじゃあるまいし、何も家から追い出さなくても……。「どんだけクセぇんだよ、オマエの嫁の(大)は~!」と、北斗姉さんが視聴者の過半数が浮かんだであろうツッコミを代弁してくれました。
それでも西村は、「そのうちに、(奥さんが)トイレが行きたいなぁと思ったら、自分(八木)が(自ら進んで家から)出て行くようになるよぉ~」と、服従夫としての先輩ならではの高次元アドバイスをするのだった。他の出演者たちは、もはや理解不能状態に陥ってしまい呆れるしかなかった。
そんな寛大な理解力の夫がいる西村家のルールは「妻の意見が100%絶対!」だそうである。でしょうね~! 男として通したい意見は仕事で通しているから、家庭では妻の意見を通すのだとか。家庭内で両親が揉めた時に子供たちを悩ませないために、妻の意見で統一させるという考えになったそうだ。何だか、ちょっといい話っぽくも聞こえるぞ?
西村は「プライドっていうのは仕事に持てばいいだけであって、家の中に男のプライドは、ほぼ要らんと思う」というカッコイイ決めゼリフをかましてくれた。最初は批判モードだった西川先生も一転して「スゴイですね~!」と、感心しきりになった。
また、西村は結婚当初に奥さんとプライドのことでぶつかったことがあったそうで、その時に先輩俳優である峰竜太に相談したところ、
「西村くん、まだ甘いよ。僕なんかプライドを捨てるプライドがあるから!」
と、言われ「峰さんの意見は重いな~!」と感銘を受けたのだとか。峰さんの突き抜け過ぎた意見にスタジオ中がまたしても爆笑で盛り上がっていた。MC設楽も「プライドを捨てるプライドって、もうプライドじゃないような……」と、ツッコまずにはいられなくなっていた。
なるほど、やはりどの道にも上には上がいるんだな~。西村はまだ「服従夫」として中堅あたりなのだろうか? 服従夫キングへの道のりはまだまだ先が長く続いているようである。結局、番組冒頭のテロップに出ていた“逆襲の一手”が出てくることは一切なかった。どうやら、服従夫のレールに乗ってしまったら、逆襲など考えているヒマなどないようである。外でバリバリ仕事をして家庭内でもバリバリ家事をこなす服従夫の皆さん、ご苦労様です。奥さ~ん! たまにはねぎらってあげて下さいね~!
■テレ川ビノ子 / テレビが大好き過ぎて、頼まれてもいないのに勝手にテレビを全般的に応援しています。おもしろテレビ万歳!
1 2