荊子さんの口からも“固定観念”というワードが出ましたが、彼女の作品を見ていると、「縛られるのは女性、縛るのは男性」という私の頭にこびりついていた固定観念が、なんて貧しいものだったんだろう思わされます。この考えを根こそぎ捨て去るのもまた、むずかしいことなのでしょうが、それでもこうした作品を見て、常に揺さぶりをかけるのを忘れてはなりません。凝り固まった考えは、セックス観ばかりでなく男女観も貧相にするからね!
荊子「緊縛ショーの世界でも、もっと男性モデルが増えていいと思うんだけどね。何より、私自身がそれを観たいんです。でも、ゲイ同士のショーでビシビシ縛って派手に吊り上げて……となると、そういうのを求めているわけじゃない。もっとふたりの関係性が伝わってくるような、縛りのあいだから何かが漏れでてくるような、そんな縛りが出てきてほしいと思います」
ちなみに、私は荊子さんの女性を縛った作品も大好き。いくつか、こちらでご紹介します。
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荊子さんの作品は、こちらで見られます!
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