そんなコツコツとした積み重ねで、韓国人も知らないようなK-POPアイドルがオリコン・デイリーの上位にイキナリ登場するのですから本人もビックリ。ま、デイリーで記録を残すのは初日だけですけどね。
ただこうした予約会巡業はみずから一流でないことを証明しているようなもの。だって売れているアイドルはそんな暇ありませんから。それでもオリコン上位という勲章ほしさに、皆がんばるわけです。
そもそもオリコンありき
ところが、この予約会作戦も、もう限界に達しているようで……。
「きっかけはボイメンです。そもそもオリコンはその集計について『アーティスト稼働による、予約および即売イベント売上のランキングへの反映に関しては、社会通念で認められる範囲とし、1人あたりの購入枚数や商品内容・形態数なども鑑みて精査しております』と謳っています。けれど、この“精査”度が低いからボイメンが1位になった。だから、ジャニーズ・サイドからオリコンにこの“精査”を徹底するように圧力があったといわれます。これも影響し、今後、いままでのように予約会の枚数の積み上げがそのままオリコン初日の結果になることはなくなるでしょう。ちなみにボイメンが3カ月前から予約会を行ったのも『予約イベント等は商品の発売前3カ月以内に開催されたもの』というオリコンの集計規定があるから。すべてはオリコンありきなのです」(業界関係者)
予約会の結果がチャートに直結しないとなると、モチベ―ジョンも下がり、予約会自体が減りそうですが、心配は無用だとか。
「予約会での売り上げを、次の製作費に回す自転車操業的な事務所もありますから、予約会は生命線。だからなくなることはありません」(韓流雑誌編集者)
マイナーK-POPアイドルのリリース前のドサ周りはまだまだ続きそうです。
佐々木薫:実はインディ時代のジュニョンの歌声にウットリしていたアラフォーK-POPファン。
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