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マンション購入の理由は、母の「結婚しろ攻撃」から逃れるため。母と離れ、自分の人生が見えてきた

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「女ひとり、家を買う。」Photo by Amanda B from Flickr

「女ひとり、家を買う。」Photo by Amanda B from Flickr

 前回取材した富樫さんは、「家を買うことで、厳格すぎる父から自立したかった」とおっしゃっていました。その後の反響で、家を買う動機のひとつに、“実家からの自立”は大きなファクターとなりうることが見えてきたのです。

 特に、実家が職場の近郊にある場合には、 “家を買うか、結婚するか”というきっかけでもなければ、近づきすぎた親との関係を是正するのは難しいもの。そこで今回も、親との関係に悩み、実家と距離を取るために、ご自身の家を購入した方をご紹介します。

公務員の秋元さん(38歳)の場合

【秋元さん&購入マンションのプロフィール】
秋元さん:公務員。購入時は37歳、独身。母とふたり暮らしだった実家を出て、3年ほど賃貸マンションに住んだ後に、現在のマンションを購入。マンション購入当時の年収は550万円程。

所在地:横浜駅から電車で15分地域。最寄り駅から徒歩2分程度。
専有面積:約55㎡
築年数:40年(購入時)
間取り:2LDK(例:間取りはLDKと各5帖の洋室。洋室のうち1部屋は、引き戸でLDKと区切られている。他トイレとバスルーム)
価格:1,580万円 リノベーション済み物件
管理費、修繕積立金:あわせて約2万円
月々のローン返済:月々約4万円1,000円 35年ローン

ーー昨年マンションを購入されたばかりですね。きっかけは何だったのでしょうか。

秋元家を買うということをリアルに考えはじめるようになったきっかけは、同じ歳で独身の友人が家を買ったことですが、自分の家を持とうと思った根底には母との関係があります。母が結婚しろとうるさくて……」

――親子といえど、プライベートな問題にあまり強く口出しされると、嫌ですよね。

秋元「そのやり方が常軌を逸していたんです。口を開けば結婚のことばかりですし、あるときは目が覚めると母が枕元に座っていて『あなたは、いつ結婚するの?』って……。神経が参ってしまいました。実は、そんなふうになったのは私が30代になってから。それまでは父がずっとアルコールが原因で病気になり、自宅で介護していましたので、母は父にかかりきりだったのです。ところが私が28歳のときに父が亡くなりまして、それから父に向けていたエネルギーが全部私に向かってきました」

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