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全人格労働推奨なの? やっぱりズレてるフジドラマ『Chef~三ツ星の給食~』

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『Chef~三ツ星の給食~』公式HPより

『Chef~三ツ星の給食~』公式HPより

 視聴率が10%いけば合格というドラマ不況のご時世、フジテレビが用意した木曜夜10時枠の連続ドラマは、天海祐希が主演を務める『Chef~三ツ星の給食~』である。

 三話まで放送を終えたが、視聴率は初回から8.0%、7.0%、6.2%(いずれもビデオリサーチ調べ/関東地区)。伸びない。低い。数字がすべてではないし、面白ければ価値はあるのだが、いろいろズレている。そんな『Chef~三ツ星の給食~』の第三話をレビューしていきます。

小泉孝太郎、成長してる?

 銀座の有名フレンチレストラン「La Cuisine de La reine(ラ・キュイジーヌ・ドゥ・ラ・レーヌ)」の総料理長を務める星野光子(天海祐希)は、世界中から注目される三ツ星シェフ。男性社会である料理の世界を、ド根性・タフな肉体・強靭なメンタルで生き抜いてきた光子。今では彼女の料理を食べるべく世界中の顧客が殺到し予約は3年待ち、テレビでコメンテーターも務めています。そこまで大人気の凄腕シェフならテレビ出演なんてしてる時間ねえだろ、と思いますが、とにかくそういう超有名人設定なんです。

 しかしレストランオーナーで経営コンサルタントの篠田(小泉孝太郎)は光子をよく思っていない。彼女を追い出すために店で食中毒騒ぎを起こし、全責任を光子に負わせて放り出します。いやー食中毒騒ぎがあったら料理長を解任どころは済まないでしょ。しかもテレビでも大々的に報じられるんですよ、この食中毒騒動。三ツ星レストラン閉鎖でしょ、営業禁止ですよ普通。まあドラマなので、保健所の調査も入らず、光子以外はお咎めなしでレストランは相変わらず一流店を気取ります。篠田はオーナー室?に吊るしたサンドバッグを毎回ボッコボコ殴るシーンがあるのですが、小泉孝太郎なのでちっともサマになっていない。もしかしたらタッキー(滝沢秀明)のエアギターみたいに笑ってほしいシーンなのかもしれませんが、振り切りが足りません。ちなみに篠田がどうしてそこまで光子を憎むのかは今のところ謎。傲慢でエラそうなババアだから、ってだけじゃないですよね?

 働き口を失った光子のもとに、小学校の給食室で働かないか、という話が舞い込みます。テレビ局が落ちぶれた彼女の再生ドキュメントを撮るべく密着するためです。これに乗った光子は、普通の公立小学校の給食室で働くことに。自信満々の光子は、給食調理員の面々にも尊大に振る舞います。朝早くから仕込みをし、「最高においしい」給食を子供たちに提供すべく全力で工夫を凝らす光子。調理員たちにとってはマジ迷惑な存在です。そもそも、学校給食って一番、食中毒出しちゃいけない場所じゃないですか。そこに、“食中毒シェフ”でお馴染みになってしまった光子を雇うってことがもう……わかんない。ドラマだからいいんだろうけど、やっぱ設定が杜撰です。

 天海祐希はいつもの天海祐希で、仕事のデキる強気でパワフルな独身女。周囲の妨害を受けてもメゲず、知恵と工夫で乗り切る凄腕仕事人を演じています。はい、いつも通りですね。そんな天海祐希が見たい人には、耐えられる内容だと思います。ただファッション面がつまらないかな……。インテリアはTHE・天海祐希の住んでる部屋、って感じでめちゃくちゃおしゃれ&高そうですが。

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