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視聴率独走も『ドクターX』に漂う“ネタ切れ臭”/第6話レビュー

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daimon1028

『ドクターX~外科医・大門未知子~』公式HPより

 今期民放ドラマにて視聴率トップ爆走中の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)。17日に放送された第6話でも平均視聴率21.5%を獲得し、もう向かう所敵なし状態に突入です。

 先週、東帝大病院がアメリカのジョン・スターキー教授(イアン・ムーア)の論文を盗用するという問題が勃発し、院長・蛭間先生(西田敏行)は副院長・久保先生(泉ピン子)らに辞任を促されました。タイミング良く金沢から帰ってきたかつての腹心・海老名くん(遠藤憲一)に泣き付いた蛭間先生。第6話は、そんな2人がメインです。

 蛭間先生がマスコミ向けの会見を開き、「ついに辞職か!?」と医局がザワつきながらスタートした今回。もちろんその予想は見事に外れ、なぜかスターキー教授と海老名先生が登場し、問題になった論文はこの2人とスターキーの部下・シュリンプ教授(坂元健児)が共同執筆したこと、さらに3人で開発した新術式を発表する、と主張したのです。開始早々、蛭間先生が摩訶不思議なことを言い始めましたよ。

 しかし、新術式に合う患者は極めて稀。東帝大病院にも、もちろんいないのです。というのも、開発したという技術は、実現したらすごいけど、ほぼあり得ない手法なのだとか。めちゃくちゃすぎて、ファンタジーの世界に入ってきました。

 そんな時。シュリンプ教授が東帝大内で倒れます。検査してみると、新技術にぴったりの症状だったんですねー。まあ偶然☆ でも大門は「論文書いたのあなた(シュリンプ教授)でしょ。自分の命を論文に託したんじゃないの?」とすぐに見抜き、「私に切らせて」と志願。しかし、新術式が成功不可能と知っている蛭間先生のストップが入り、シュリンプ教授は「オペはさせない。症例に合う患者はいなかった。アメリカへお帰りください」、海老名くんは「あなたも金沢へ。この病院にあなたの居場所はありません」と告げられるのです。海老名くんの切ない顔を、こんなにも早く見ることになるとは。

 自分のことを「海老名先生と同じ」と語るシュリンプ教授は(エビだもんね!)、「ケツを拭けと言われたら拭きました。靴も舐めろと言われたら舐めました。教授に媚びへつらって得た地位。教授には逆らえない」と手術せずに帰国しようとしたり。そんなシュリンプを見て、海老名くんが「同じじゃない、僕は靴まで舐めてない」と蛭間先生と戦うことを決めたり。いやいや。『ドクターX』の根本を否定するようであれですけど、そこまでして大学病院の先生ってなりたいものでしょうか。やっぱりファンタジー。

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